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パサーとの呼吸合わせて決定機連発。抜け出し勝負に自信持つ埼玉栄FW岡田滉士「県内だったら負ける気はしない」

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FW岡田滉士(埼玉栄高)は決定機を連発した

「高校生サッカー・大学合同トライアル-THE CHALLENGE- supported by 森永乳業」埼玉会場2日目でスカウト陣から評価を得た一人がFW岡田滉士(埼玉栄高)だ。

 ストロングポイントという抜け出しによって、誰よりも決定機を作り出していた。50m走6秒2というスピードがあるのももちろんだが、パスの出し手に合わせる動きが秀逸。「普段からパサーがいつボールを持つかといつ顔を上げるかのタイミングを合わせて走っているので、そこは選手権とかでも見てもらえればと思います」という武器によって、DFとのライン勝負を制していた。

 相手が急造のDFラインだったことは確か。それでも、「あまり今日の相手とか意識しないんですけれども、県内だったら負ける気はしないので、(今後も)そのストロングポイントは活かしていきたいと思っています」と強気だ。得意の抜け出しと闘争心、最後まで走り抜く力を選手権予選などで発揮していく。

 課題はシュート。この日は見事な抜け出しで4度5度とビッグチャンスを作り出し、シュートをコースに飛ばしていたが、相手GKに反応されたり、クロスバーに当ててしまうなど無得点だった。「最後のところで取り切れないというところは今後の大学サッカー、その先のプロへの課題かなと思います」と分析する。抜け出し、シュートの本数を増やしたことで評価を得たが、満足はしていない。

 その課題も持って選手権予選へ。「インハイも関東予選も無い中で選手権だけが県で一番になれるチャンスなので、そこに運でも何でも良いので自分たちの全てを懸けて1位を取っていきたいです」。そのために、自分がゴールを連発すること。そして、埼玉栄にとって13年ぶりとなる選手権切符を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
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