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ユーベのピルロ監督に触発?ローマ新体制が次期監督にOBデ・ロッシを検討か

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イタリア代表でチームメートだったアンドレア・ピルロとダニエレ・デ・ロッシ

 来シーズンに向けて、ローマの次期監督候補にOBのダニエレ・デ・ロッシの名前が挙げられていると、イタリア紙『メッサッジェーロ』が10日、報じている。

 2011年に米国資本となり、2012年からイタリア系アメリカ人のジェームズ・パロッタ氏が会長務めるローマ。昨年秋からアメリカ人億万長者のダン・フリードキン氏率いるフリードキングループへの売却交渉が進められており、今月末までに新体制が発足する見込みとなっている。

 そんな中、イタリア王者ユベントスが指揮官のマウリツィオ・サッリを解任。後任には、クラブのOBである元イタリア代表のスター、アンドレア・ピルロが就任することを発表した。指導者としての実績がなく、その手腕は未知数だが大きな反響を呼んでおり、ローマも同様の選択肢を検討しているようだ。

 ローマにおいては当初、現指揮官であるパウロ・フォンセカの続投が確実視されていたが、チームはヨーロッパリーグのベスト16で敗退。クラブもフリードキングループへの売却が現実味を帯び、スポーツディレクター職も一新されることから、来シーズンの指揮官の座は不透明となっている。

 ローマは、フリードキングループが拠点を置くヒューストンとの間で議論を続けているが、その中でクラブのレジェンドであるデ・ロッシを新監督に、フランチェスコ・トッティを技術部門の責任者に推す声が上がっていると報じられている。

 デ・ロッシの父はローマの下部組織の指揮官を務めてきたアルベルト・デ・ロッシ。元ローマMFはかねてより父の背中を追い、指導者を目指すことを明らかにしていたほか、現役時代にはチームメートから「ピッチにおける指揮官」と呼ばれ、ユーベ新指揮官ピルロよりも評判は高かったという。ローマ指揮官の座を巡る今後の動向は注目されるところだ。

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