beacon

[RYUKEI CUP U-16]交代出場MF山本2発!尚志が前への勢いで流経大柏上回る!

このエントリーをはてなブックマークに追加

尚志高の左SB木山魁は名古屋グランパスU-15出身。高精度のキックが光った

[8.10 RYUKEI CUP U-16 流通経済大柏高 1-4 尚志高 RKUフットボールフィールドA]

「2020 RYUKEI CUP U-16」初日の10日、流通経済大柏高(千葉)と尚志高(福島)が激突。尚志が4-1で快勝した。

 尚志は試合開始直後、FW山嵜匠美とFW鈴木虎太郎の2トップのコンビネーションで先制点。その後もMF岡野楽央とMF吉満迅を中心にボールを保持しようとする尚志は、好パスを連発していた左SB木山魁の左足キックや山嵜のスピードなどを活用しながら前進していく。

 一方、流経大柏もDFラインからMF竹原伸らを経由する形でビルドアップ。右のMF小西脩斗のスピード、クロスを活かした攻撃で同点ゴールを目指した。そして0-1で突入した後半、攻撃の迫力を強めてFW斎藤大雅のゴールで1-1とする。

 尚志は前半終盤に運動量が落ちてしまっていたが、後半に流経大柏を飲み込んだ。15分と18分に交代出場のレフティーMF山本叶多が連続ゴール。クロスから特長であるトラップを決めて1点目を奪うと、「2点目も味方のパスで決まった」(山本)とMF遠山萌朗のラストパスからゴールを破った。

 尚志は22分にもCKのチャンスを得ると、木山のクロスボールからCB伊藤壮琉が決めて4-1。伊藤が「後半は自分たちの勢いが上がっていったらどんどん前に出ることができるようになった」と振り返ったように、前への勢いで流経大柏に勝った尚志は約1時間半後に行われた京都橘高(京都)戦も競り勝ち、2連勝を飾った。

 2ゴールの山本は、尚志では珍しい清水エスパルスジュニアユース出身。「プレースタイルが尚志は自由ですし、みんなからも尚志が向いているんじゃない、と。良い環境でできています」と進学理由と現在について説明する。

 目標は全国制覇。そして、「ドリブルと状況判断、あとパスの質とかでチャンスを作れる選手になりたい」という山本や各選手が、年々選手層の厚くなってきている尚志で切磋琢磨しながら成長し、目標を達成する。

尚志高のレフティーMF山本叶多は2得点の活躍


(取材・文 吉田太郎)

TOP