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[RYUKEI CUP U-16]「技術で勝つしか無い」“上手い”集団同士の好勝負は、帝京長岡が昌平に3発逆転勝ち!

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帝京長岡高はFW中條歩がダメ押しの3点目。昌平高に逆転勝ちした

[8.10 RYUKEI CUP U-16 帝京長岡高 3-1 昌平高 RKUフットボールフィールドB]

「2020 RYUKEI CUP U-16」初日の10日、昨年度全国高校選手権4強の帝京長岡高(新潟)と同8強の昌平高(埼玉)の1年生同士が激突。帝京長岡が3-1で逆転勝ちした。

 決勝点を決めた帝京長岡のMF廣井蘭人は「相手はフィジカルもあったので、そこに技術で勝つしか無いので意識していました。(今回の大会の中でも)ここは勝負だと思っていた」と振り返る。帝京長岡と昌平は、昨年度の選手権でともに個々の技術の高さやグループでの崩しをクローズアップされたチームだ。“上手い”集団同士の注目カード。帝京長岡は、昌平へのライバル心を持って臨んだ一戦を見事に制した。

 昌平はこの日、注目MF荒井悠汰が不在だったもの、MF篠田翼やMF佐々木小太朗、MF佐藤海空斗がテクニックや身のこなしの良さを活かしてボールを動かし、帝京長岡ゴールへ迫る。加えて今年の1年生は、パワフルな選手を複数擁していることも特長。FW伊藤風河や右SB田村創が力強い動きでゴールへ迫っていた。そして前半24分、佐藤のラストパスでPAへ抜け出したMF田尻匡平が右足シュートを決めて先制する。

 一方の帝京長岡も最注目のMF岡村空やMF簑島亮太を欠いていたが、多彩な左足キックを操るMF廣井やアイディアある仕掛けを見せるMF岡山琉斗、見事な縦パスを通していたMF金壽男が中心となって攻め返す。

 前半は昌平にボールを握られ、押し込まれたものの、後半に帝京長岡が逆転する。パス交換でPAへ侵入したMF石鉢真斗がPKを獲得。これを自ら決めて同点に追いつくと、さらに敵陣でのインターセプトから岡山のパスを受けた廣井が左足ミドルを突き刺して2-1とした。

 昌平はFW上野旭陽のドリブルシュートなどで決定機を作るが、帝京長岡はGK吉田奏音が好守を見せたほか、各選手がPAまで戻り、人数を掛けて相手の攻撃に対応するなど、意識の高い守備を見せる。

 そしてボールを奪うと、しっかりと繋ぎながら前進。MF松山北斗らのスピードも活かしてチャンスを作り出す。昌平はGK上林真斗がビッグセーブを見せるなど奮闘したが、帝京長岡は廣井のスルーパスからFW中條歩が右足で貴重な3点目。交代出場組も含め、昌平の反撃を全員で凌いだ帝京長岡が3-1で勝利した。

 勝った帝京長岡の西田勝彦ヘッドコーチは「昌平に握られて課題を出されたなと思います。甘いですし、チャンスを作られました」と指摘。現状の課題、甘さがあることに自分たちで気付いて「どれだけ伸びるか」に期待した。技巧派チーム同士の攻め合いで勝利したものの、成長の必要性を実感する試合に。この勝利で満足することなく、貪欲に自分たちの技術、判断力を磨いて、次に対戦した際も必ず攻め勝つ。

(取材・文 吉田太郎)

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