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這い上がり、高1で静学の先発も。U-16日本代表候補選出のCB行德瑛「周りとは違うなと思われるように」

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U-16日本代表候補入りした静岡学園高DF行德瑛

 日本サッカー協会は18日、今月19日から23日まで高円宮記念JFA夢フィールド(千葉市)で行われるU-16日本代表候補合宿メンバーを発表した。静岡学園高のDF行德瑛(1年)が昨年5月以来となる年代別日本代表候補復帰。184cmの長身CBが代表定着への意気込みを語った。

 行德は今月9日の練習試合・清水ユース戦で静岡学園のAチームデビュー。初先発でいきなり初ゴールを決め、守備面でも強敵相手に1失点で切り抜けた。視察した代表スタッフにアピールし、「素直に嬉しかった」という代表候補復帰。約1年3か月ぶりとなる代表活動では、課題改善の成果を見せる意気込みだ。

「自分が今回から定着できるようにという意識を持ってやっています。最初CBで行って、次は中盤で行ったんですけれども、判断のスピードとミスがありました。この1年で大分改善されたと思っている。そういうところを見せていきたい」

 高さと、静岡学園中時代から中高一貫指導で磨かれてきた足元の技術は強み。高校進学前から静岡学園Aチームに帯同し、「一気にレベルが上がった」中で成長を目指してきた。静岡学園のトレーニングを見ても違和感なくビルドアップに参加。代表定着、11月開幕のAFC U-16選手権メンバー入りのためには守備力強化を求められるが、静岡学園Aチームの選手たち相手に日常を過ごしてきているだけに、その点でどれだけ力を発揮できるか注目だ。

 行德の父・浩二氏(現U-19カンボジア代表監督兼FFCアカデミーU-18監督)はブータン代表やネパール代表監督、清水の育成組織やトップチーム監督、岐阜監督などを歴任した指導者。ただし、行德は順調なサッカー人生を歩んできている訳ではなく、中学進学時にはJクラブ育成組織のセレクション不合格を経験している。だが、そこから這い上がり、現在は1年生ながら名門校で先発。年代別日本代表候補入りも果たした。

 ここからは自分次第。初の代表候補合宿でインパクトを残したチームメートMF高橋隆大(1年)同様、代表チームでも這い上がるか。「全国から本当に上手い人たちが集まってやっている中で、自分がその中でも一つ抜けたところを見せて、特長を出して、(良い意味で)周りとは違うなと思われるようにしたいです」。世界と戦える力を示し、代表定着を果たす。

(取材・文 吉田太郎)
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