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「自分の力を示さないと」松原が待望アシストも10人シントトロイデン今季初黒星…植田と三好の日本人対決は実現せず

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加入後初アシストを記録したDF松原后

[8.16 ベルギー・リーグ第2節 アンデルレヒト3-1シントトロイデン]

 ベルギー・リーグ第2節が16日に開催された。FW鈴木優磨、FW中村敬斗、DF松原后、GKシュミット・ダニエル、FW伊藤達哉の所属するシントトロイデンは、敵地でアンデルレヒトと対戦。1-3で敗れ、今季初黒星を喫した。日本人選手では鈴木、中村、松原の3人がスタメン出場。3トップの中央を担った鈴木は後半27分、左ウイングの中村は後半11分までプレーした。今季初先発で左サイドバックを務めた松原は、0-2の後半43分に加入後初アシストを記録し、フル出場。シュミットと伊藤はベンチ外だった。

 開幕2連勝を狙ったシントトロイデンは前半41分、アンデルレヒトのMFボフダン・ミハイリチェンコにドリブルで中央突破を許し、そのまま左足のシュートを決められて先制点を献上。後半2分にはMFイブラヒマ・ソリー・サンコンが相手の足を踏んでしまい、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て一発退場となる。

 数的不利に陥ると、そのファウルで与えたFKから後半5分にFWランドリー・ナニー・ディマタのヘディング弾を浴び、2点のビハインドを背負う。

 シントトロイデンは後半11分に中村とDFジョナタン・ブアトゥ・マナンガ、同15分にFWスティーブ・デ・リデルとMFサムエル・アサモアー、同27分に鈴木とFWネルソン・バロンゴをそれぞれ交代。すると同43分、左サイドでFWファクンド・コリディオのスルーパスを受けた松原が持ち運び、中央へボールを送る。PA内に走り込んだバロンゴが滑りながら右足で押し込み、1点を返した。

 今年1月に清水から完全移籍した松原は2シーズン目で加入後初アシスト。10人で1点差に迫ったシントトロイデンだったが、後半アディショナルタイム3分にアンデルレヒトのFWペルシー・タウに3点目を許し、1-3で敗れた。今季初黒星を喫し、開幕からの戦績は1勝1敗となっている。

 松原は試合後のフラッシュインタビューでアシストの場面を振り返り、「自分の持ち味でもありますし、あそこのタイミングで抜け出せたのは、常に自分が得意する形でやれていたので、そこはもうファーストタッチもうまく決まって良かったシーンでした」とコメント。今後の課題として左サイドからのビルドアップを挙げ、「このリーグでこれからの試合全部、90分フルで通して自分の力を示さないといけないと思うので、その始まりとして今日は90分出られて良かったです」と語った。

 また、他会場ではDF植田直通所属のセルクル・ブルージュがホームで三好康児が在籍するアントワープと対決し、2-1で勝利。植田が先発フル出場した一方、ベンチスタートの三好は出番なしに終わった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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