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[MOM3189]昌平MF平原隆暉(2年)_指揮官“推し”の2年生が2発!

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前半21分、昌平高MF平原隆暉が右足で先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.17 RYUKEI CUP U-18 昌平高3-0京都橘高 RKUフットボールフィールドB]

 前日、「高校生サッカー・大学合同トライアル-THE CHALLENGE- supported by 森永乳業」の埼玉会場で昌平高・藤島崇之監督は「今、(昌平のAチームは)平原が良いんですよ」と語っていた。

 その翌日に行われたRYUKEI CUP U-18・京都橘高戦で昌平はMF平原隆暉(2年)が2得点の大暴れ。前日に指揮官の“推薦”を受けていた2年生アタッカーが、強豪対決で結果を残した。

 まずは前半21分、MF小川優介(3年)からのスルーパスを左中間で受けると、切り返し、中への動きから右足一閃。先制点を叩き出した。「優介君が良いスルーパスを出してくれて、それをカットインして上手く流し込めたので良かったです」という平原は後半終了間際にも小川のアシストから左足でゴール。本人は先輩を立てていたが、いずれも見事な2発だった。

 ポジションは左サイドに位置しているが、強みはゲームメークする力。元々はボランチのため、「ゲームメークしながらボールに上手く触って、ビルドアップしてゴールに」行くことを心掛けているという。この日もボールに多く絡んで保持する部分と動かす部分で貢献していた。

 その上でスルーパスを通してアシストし、縦への仕掛けや抜け出してゴールへ迫ることも。ゴールを奪う力が課題となっていたが、日頃からシュート意識を持ち続けてきたことで改善してきているようだ。

「ゴールを取れる選手だったり、スルーパスだったり、ゴールに直結するプレーができる選手になりたい」と平原。MF須藤直輝主将(3年)や小川らハイレベルな3年生のレベルには「まだ全然足りない」というが、プレーしやすさを感じる先輩たちから学び、吸収し、追いつくことを目指していく。

 目標とする選手はOBのMF原田虹輝(現川崎F)。「(ボランチの位置から)ドリブルで、一人で打開(、ゴールも)できるような。今は全然できていないのでやれるようになりたい」。この日は一つ自信となるゲームに。系列のFC LAVIDA出身の新星が、タレントたちの中で貪欲に自分を成長させて、今年・来年にブレイクする。

(取材・文 吉田太郎)
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