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壮絶な打ち合いの末に痛み分け…FC東京が終盤までリードも広島が追いつく

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鮮やかな直接FKを決めたFC東京FWレアンドロ

[8.19 J1第11節 広島 3-3 FC東京 Eスタ]

 J1第11節が19日に開催され、エディオンスタジアム広島で行われた8位サンフレッチェ広島と4位FC東京の一戦は激しい打ち合いの末、3-3の引き分けに終わった。広島は2戦勝ちなし(1分1敗)。FC東京は3戦無敗(1勝2分)となっている。

 広島は前節・浦和戦(●0-1)からスタメン2人を変更。MF茶島雄介とFWドウグラス・ヴィエイラがそれぞれが3試合ぶりに先発起用された。対するFC東京は前節・名古屋戦(○1-0)から1人のみを入れ替え。ハノーファーに移籍したDF室屋成に代わり、DF中村帆高が5試合ぶりにスタメン出場した。

 先制したのは広島。前半14分、右CKの流れから左のMF青山敏弘が対角線上にロングパスを送り、大外の茶島が落としたボールをPA内右のDF野上結貴が受ける。シュート時に相手2人がスライディングでブロックに来たが、野上は左足で落ち着いてゴール左に突き刺し、今季初得点を挙げた。

 しかし、FC東京はすぐさま同点に追いつく。前半19分に最終ラインのDF森重真人が浮き球のパスを入れ、受けたFWディエゴ・オリヴェイラがFWレアンドロとスイッチ。PA内右に運んだレアンドロが右足でシュート性のクロスを送ると、D・オリヴェイラが滑りながら左足で押し込む。6試合ぶりとなる今季4点目を記録し、試合を振り出しに戻した。

 さらに前半22分、MF安部柊斗が左のハーフスペースでMFアルトゥール・シルバから縦パスを引き出し、トラップせずにターン。巧みにマークを振り切り、PA内左から左足でゴール右に決める。安部のプロ初得点でFC東京が2-1と逆転に成功した。

 追いかける展開となった広島は前半37分、右CKの二次攻撃から右サイドのMF浅野雄也が左足でクロスを送ると、PA内中央のDF荒木隼人が2人の相手に挟まれながらバックヘッドでゴール左に決め、2-2とする。荒木はこれが今季初得点となった。

 FC東京は前半44分にD・オリヴェイラがPA手前中央で倒され、FKを獲得する。同45分にキッカーを務めたのはレアンドロ。右足で完璧にコントロールされたシュートをゴール右隅に突き刺し、2戦連発となる今季6点目を挙げる。前半はFC東京が3-2とリードして折り返した。

 後半は広島がボールを保持してゴールへ迫る。終盤になってもスコアを動かせずにいたが、土壇場で同点弾を奪った。後半アディショナルタイム6分、FWレアンドロ・ペレイラが左足で打ったシュートが相手に当たって右ポスト付近に流れると、反応したMF川辺駿が右足でプッシュ。最後まで諦めなかった広島が川辺の今季初ゴールで3-3のドローに持ち込んだ。

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