チェルシーがDFチアゴ・シウバとの契約を検討しているようだ。イギリス『テレグラフ』が伝えた。

　2012年にミランからパリSGに加入したシウバ。在籍する8シーズンの間、7度のリーグ・アン優勝など数々のタイトルを手にする35歳のブラジル代表DFだが、今夏に満了を迎える契約を更新せず、クラブ史上初の決勝進出を決めたチャンピオンズリーグ終了後にフリーエージェントとしてクラブから退団することが決まっている。

　そんな経験豊富なベテランDFに対してはいくつかのクラブが獲得に興味を持ち、その中にはチェルシーが含まれているようだ。今シーズンのプレミアリーグでトップ4フィニッシュを飾った同クラブだが、トップハーフの中で最多となる54失点を喫するなど、新シーズンに向けて守備陣のテコ入れが必須だ。

　同メディアによると、チェルシーはすでにシウバに対してオファーを送り、2年契約締結に向けて交渉を開始する見込み。同選手へは古巣のミランやフィオレンティーナも関心を寄せるが、プレミアリーグ挑戦はブラジル代表DFにとっての夢であると考えられている。

　しかし、移籍に向けては障壁があるようだ。シウバはPSGで月給130万ポンド(約1億8000万円)のサラリーを受け取るが、チェルシーと契約する場合は大幅な減給をのまなければならない。それでも、プレミアリーグ挑戦の“夢”がより大きなウェイトを占める可能性があると予想される。

---

●フランス・リーグアン2019-20特集
●酒井、昌子の試合も!!“初月無料”DAZNでライブ配信中