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注目エースFW中田V弾!岡山学芸館が人工芝G張り替え完成試合で東海大福岡に逆転勝ち

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前半6分、岡山学芸館高の2年生MF山岡亮太が右足で同点ゴール

[8.18 人工芝張り替え完成試合 岡山学芸館高 2-1 東海大福岡高 岡山学芸館高人工芝サッカー場]

 18日、岡山学芸館高人工芝サッカー場(岡山県瀬戸内市)の人工芝張り替え完成試合が行われ、岡山学芸館高(岡山)と東海大福岡高(福岡)が対戦。岡山学芸館が2-1で逆転勝ちした。

 岡山学芸館は今夏、12年完成の人工芝サッカー場の人工芝を約1か月半かけて張り替え。夏場の高温対策として、より保水性の高い充填剤を使用してグラウンドの表面温度を低下させたほか、これまで駐車場として活用していたスペースにも人工芝を敷き、新たな練習場所を確保している。

 この日怪我のため欠場した岡山学芸館DF高島諒人主将(3年)は「(これまでと比べてグラウンドの)涼しさがあります。早くやりたいです」と語るなど選手たちの評価は上々。前日から使用再開したばかりのピッチに、高原良明監督の母校である東海大福岡(旧・東海大五)を招待し、オープニングゲームが実施された。

 キックオフからわずか1分、東海大福岡はMF村上愛和(2年)のシュートのこぼれ球をFW瀬川瑠樹(3年)が右足で押し込んで先制する。だが、岡山学芸館も5分後に同点ゴール。左スローインからカットインしたMF山岡亮太(2年)が、右足シュートを逆サイドネットへ突き刺した。

 東海大福岡はベースの4-3-3システムに加えて、現在は180cmの大型レフティー、小川真尋(3年)と瀬川の強力2トップを前線へ配置した4-4-2に挑戦中。この日は2トップの個の力に加え、MF小濱弘貴(2年)の縦突破やMF山根優汰(3年)とMF工藤和真(3年)の配球を交えた攻撃で追加点を狙った。9分には小川が強引に左足を振り抜き、14分にはCB高橋輝主将(3年)の左ロングスローから小濱が決定機を迎えたが、シュートはGK正面で勝ち越すことができない。

 対する岡山学芸館は「握るため」(高原監督)中盤に6選手を配置した3-6-1システム。「中盤は持てるし、運べるし、パスも出せる」(高原監督)という特長を活かして新ピッチでも後方からボールを繋ぎ、アタッキングゾーンに入ると個々の仕掛けやスルーパスなど多彩な攻撃でゴールを目指した。

 16分には、攻撃参加したDF木下叶貴(3年)のスルーパスで注目ストライカーFW中田樹音(3年)が抜け出してゴールネットを揺らしたが、紙一重の判定でオフサイド。その後もチャンスの数を増やした岡山学芸館だが、MF須賀大貴(3年)のスルーパスから山岡が放ったシュートは東海大福岡GK金旻灝(3年)に阻まれ、33分に中田の放った右足シュートはわずかに枠右へ外れてしまう。

 試合は後半、膠着する。東海大福岡は小川がPAへ侵入するシーンがあったものの、2トップの動き出す回数が減り、スペースを作り出せない。DF背後へのボールは岡山学芸館のDF木下に対応され、ロングボールも高さのあるDF坂田陸(2年)やDF小山鐘生(3年)に跳ね返されてしまう。

 岡山学芸館も選手交代で前線にスピードを加える。前回、東海フェスティバルの対戦時に0-2で敗れている岡山学芸館は、「足元、足元で受けるから細かすぎた。今回はボールホルダーが前向きになったら抜け出すこと」(高原監督)を狙った。

 ただし、後半は攻撃が単調となり、高橋と期待のCB上本銀太(2年)を中心とした東海大福岡の守りをなかなか破ることができなかった。それでも、24分に1チャンスをモノにする。須賀の左CKをニアのMF池本康生(3年)がそらすと、中央へ飛び込んだ中田が勝ち越しヘッド。昨年まで岡山U-18で10番を背負い(19年プリンスリーグ中国得点王)、岡山学芸館へ転籍したエースのゴールで2-1としたチームは木下中心にリードを守り、勝利した。

 岡山学芸館は張り替えた人工芝グラウンド初戦を勝利。中田は「今日はみんな、『勝つ』という思いでいて勝てたので良かった。(先制されても)諦めるということはみんなしていなかったし、『逆転しよう』とずっと話していたので逆転出来たので良かった」と喜んだ。目標は選手権予選岡山3連覇、そして全国で勝ち上がること。これまで以上の練習環境を得た岡山学芸館が目標達成へ向けて、日々成長を続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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