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[RYUKEI CUP U-18]昌平のU-18代表FW小見洋太もプロ一本化へ。京都橘戦では“らしい”ゴールも

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昌平高のU-18日本代表FW小見洋太(3年)は前半から思い切りの良いシュートを連発

[8.17 RYUKEI CUP U-18 昌平高3-0京都橘高 RKUフットボールフィールドB]

 強豪対決で“らしい”ゴールを決めた。1-0の後半10分、昌平高はU-18日本代表FW小見洋太(3年)が追加点。MF須藤直輝主将(3年)のループパスをPAで受けると、切り返しから左足を思い切り振り抜いた。

 角度のほとんど無い位置から放たれたパワーショットはファーサイドのポストを叩いてゴールへ。本人は「その前に外していたので」と謙遜していたが、Jクラブのスカウトが見守る中でアピールの一撃となった。

 小見はどこからでもゴールを狙う姿勢や、裏抜けを献身的に何度も繰り返すところ、最後の一歩まで諦めずにボールを追う執着心が大きな特長だ。この日も前半から相手DFの背後を狙い続け、遠目の位置や右サイドの角度の無い位置からシュートを打ち込んでいた。

 前半はチャンスを逸してしまっていたが、後半に“小見らしい”ゴール。「自分の良さはそういうところ。出せなかったら自分が出ている意味はないと思っていますし、自分の役割なので、責任を持って毎試合やるようにしている」というプレー、ゴールで勝利に貢献した。

 小見は昨年から昌平で先発を掴み、選手権埼玉県予選で大活躍。武南高との強豪対決でこの日との同じような位置から右足で決勝点を叩き出し、インターハイ予選で敗れた正智深谷高との雪辱戦では4得点をマークしている。迫力のある動き、献身性、技術力も備えたFWは、全国大会でも攻守両面に渡って活躍。だが、全国でゴールを奪うことはできなかった。

 課題を再確認したFWは今年、コロナ禍によるチームの活動休止期間も個人でシュート練習。意識して磨いてきているが、本人はまだまだ満足していない。「選手権でもシュート本数で見たら結構打っていたんですけれども、得点は取れなかったので、この自粛期間とかも練習はしたんですけれども、まだまだ入らないことが多い。そこの精度はもっと上のレベルに行くためには上げていかないといけないと思っています」と力を込めた。

 チームメートの須藤同様、小見も進路をプロへ一本化している。学業も秀でた小見はコロナ禍による休校中も勉強とサッカーを全力で両立。「両方やり尽くした」というほどの日々を過ごしてきた。

 プロ、大学の両方から誘いがある中で、小見は家族や日本高校選抜でチームメートだったFW晴山岬(現町田)にも相談。「今、チャンスがあるうちに」「プロに行ってから大学というのもある」という考えや、晴山の「プロの方がサッカーに集中できるし、成長できる」というアドバイスも後押しとなり、プロ入りを決断した。

 クラブの決断は急がず、プリンスリーグ関東などでアピールを続ける考えだ。「自分の得意なところは裏抜け、そこは常に見ていて欲しいです」。風貌、プレースタイルが似ている部分のあるFW前田大然(現横浜FM)の動きも意識しながら練習中。プロで活躍するために「少ないチャンスの中でどれだけ結果を残せるか」にもこだわり続け、より結果を残してJへ進む。

(取材・文 吉田太郎)
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