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宮市亮がザンクト・パウリで築いた確固たる地位…ユースから昇格の新監督「リョウは極めて重要」

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新指揮官はFW宮市亮に絶大な信頼を置く

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリのティモ・シュルツ新監督はFW宮市亮に絶大な信頼を寄せているようだ。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』がコメントを紹介した。

 昨シーズン終盤に内転筋の問題で戦列離脱を余儀なくされていた宮市は、先日チーム練習に合流し、メニューの一部を消化。それからもまた個別メニューに取り組み、実戦への復帰はまだ先と見られるが、来月の新シーズン開幕に向けて着実に回復を続けているようだ。

 ザンクト・パウリは今夏、昨季限りで退団したヨス・ルフカイ前監督に代わって、これまで下部組織でU-17やU-19チームを率いてきたシュルツ氏がトップチームの新監督に就任。初めてプロカテゴリーで指揮を執ることになった42歳のドイツ人指揮官は、2015年から同クラブに在籍する宮市は替えが利かない選手と見ているようだ。

 スコアレスドローに終わった21日のデンマーク1部オーフスとのテストマッチ後、シュルツ監督は自身の下でまだ出場していない宮市について言及。「リョウは我々にとって極めて重要だ」と語ると、「どんなアクションを取っても彼がいかなるクオリティを持つか示される。完全に埋め合わせることはできないことをはっきりと言わざるを得ない」と指摘していた。

 アーセナルからの加入後、両ひざの十字じん帯断裂など度重なる重傷に苦しむも、ここ2シーズンは大きなケガもなくようやく充実した選手生活を送るようになった宮市。同クラブで指導を受けてきたそれぞれの監督の信頼を勝ち取ってきたが、5人目となる同クラブ下部組織時代からその実力を目にしているシュルツ監督には新たにアピールするまでもないかもしれない。

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