[8.23 J1第12節 名古屋1-0川崎F 豊田ス]

　首位川崎フロンターレの連勝記録が「10」でストップした。名古屋の堅守に阻まれ、0-1で今季初黒星。J1最多得点のチームはJ1最少失点の相手を破れず、再開後初の無得点に終わった。鬼木達監督は「自分たちのチャンスに決め切れず、守備の固いチームにリードされて厳しい展開になった」と振り返った。

　前半44分に先制を許すと、後半はアクシデントにも見舞われた。リーグ戦は3試合連続、公式戦5連続ゴール中だったMF三笘薫が後半26分に左足首を痛め、負傷交代となった。状態について、指揮官は「足首を捻っているのは間違いない。まだ報告は出ていない」と述べた。

今季初の敗戦を受けて、DF谷口彰悟主将は「一番大事なのは切り替えること。落ち込んでる暇はない。反省・修正は大事ですが、またすぐ次があるので切り替えて準備をしたい」と強調。「この敗戦から多くのことを学ばないと無駄になってしまう。この敗戦を次に生かさないといけない」と前を向いた。

鬼木監督は「10連勝は選手と力を合わせてやってきたこと。もっと勝ち続けて彼らの成長とチームの成長、両方を見たかったですが、大事なのは連勝が途切れたあとから。連戦で大変ですが、新たなパワーを自分たちから生み出してやっていけたら」と切り替えた。

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