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劇的逆転2発に内田篤人も感謝…鹿島MF土居「すぐにLINEしてきてくれて嬉しかった」

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鹿島アントラーズMF土居聖真

[8.29 J1第13節 柏2-3鹿島 三協F柏]

 鹿島アントラーズのMF土居聖真は1-2で迎えた後半44分、ニアサイドに飛び込んでトリッキーな同点ゴールを沈めると、アディショナルタイム1分には果敢なヘディングシュートで勝ち越しゴール。DF内田篤人の現役引退を経て、中心選手としての自覚を深めた背番号8が劇的な2ゴールで逆転勝利をもたらした。

 対戦相手の柏レイソルはこの日、前半のうちに2人が負傷交代し、さらに1人がイエローカード2枚で退場。中2日のためコンディション面で劣勢が想定されていた鹿島にとっては、一転して圧倒的有利な戦況となった。ところが後半が始まってもなかなかゴールに近づけない展開が続き、後半8分、ベンチに控えていた土居が投入された。

 しかし鹿島は後半12分、オフサイド気味のプレーで決まったFWオルンガのゴールで先制を許すと、27分には土居のシュートのこぼれ球からMF三竿健斗が決めて同点に追いつくも、39分に再びオルンガのゴールで失点。敗戦のピンチに陥っていた。

 そこで窮地を打開したのが「永戸のところが空いていて、相手が嫌がっているとベンチで考えていた」という土居の動きだった。

 土居は後半44分、もくろみどおりにオーバーラップしてきた永戸から低く鋭いクロスがゴール前に送られると、「次はニアに突っ込んでみようというのが頭にあった」という感覚を頼りに飛び込み、相手DFを振り切って右足アウトサイドでシュート。巧みに軌道を変えたボールはファーポストに当たり、ゴールラインを超えた。

「自分が決められなくても、GKが触ったり、DFに当たってファーに流れてくれればと考えながら打てたシュートだった。自分が潰れてダメでも、誰かがいるというのは分かっていた。相手が10人で前がかりになることができたので、普通の試合より思い切り前に上がれた1点目だった」(土居)。

 さらに後半アディショナルタイム1分、またしても果敢なゴール前への飛び込みから逆転弾を導いた。今度は「試合の流れで何回か目が合って、『いま』というところがあってもなかなか来なかった」というMF三竿健斗からのクロスをヘディングで決めた形。「相手GKとぶつかってでも飛び込もうと思っていた」という気迫で押し込んだ。

 土居の2ゴールでスコアを3-2にひっくり返し、鹿島は3日前のFC東京戦(○2-1、第26節を前倒しで開催)に続く白星。奇しくも24日に内田が引退会見を行って以降、チームは連勝を続けることができている。FC東京戦後のオンライン取材ではザーゴ監督が「彼は『われわれは勝ち続ける、強くあり続ける』という言葉を言い残した」と思いを語っていたが、この日の試合後には土居も内田がもたらすモチベーションを明かした。

「内田さんのために勝とうと言うのは口にはしなくても思った人はいると思うし、監督も前の試合のあとにそういうコメントを残していた。自分も内田さんに捧げるゴール、勝利を与えられたことは大きいし、それが原動力になっている」。

 なお、内田からは試合後「俺に捧げるゴールをありがとう」というLINEが送られてきていたといい、「すぐにLINEしてきてくれて嬉しかった」とほおを緩めた土居。「内田さんが引退して、ピッチ外でもっとやらないといけないと考えているし、気負いすぎてわざとらしくやる必要もないけど、チームをまとめていかないといけない立場になると思っている」(土居)。引退会見にも同席し、たびたびやり取りもかわしていた“後継者”。そんな背番号8が変革する鹿島を牽引していく。

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