beacon

「違う、違う!! 俺、俺!!」…浦和DF橋岡、今季初アシスト&初得点で逆転勝利の立役者に

このエントリーをはてなブックマークに追加

浦和レッズDF橋岡大樹

[8.29 J1リーグ第13節 浦和2-1大分 埼玉]

 今季初アシスト、そして初得点でチームを逆転勝利へと導いた。浦和レッズDF橋岡大樹は「先制されたけど逆転でき、最後までリードできて良かった」と2試合ぶりの白星に喜びを表した。

 前半開始早々の9分に大分に先制点を献上。しかし、残り時間は81分もあり、「(残り)時間があるから自分たちのサッカーをしよう」と仲間と話し合ったように、決して焦ることはなかった。

 そして、前半30分にまずはアシストで魅せる。左サイドからFW興梠慎三、FWレオナルド、MF長澤和輝とつながれたボールが右サイドまで流れてくると、ダイレクトでクロスを供給。反応したレオナルドのヘディングシュートはGKムン・キョンゴンに触れられながらもゴールマウスに収まって同点ゴールが生まれた。

 さらに3分後の前半33分。右サイドからDF山中亮輔が蹴り出したFKをすらし、逆転となるゴールを叩き込む。ヒーローになった瞬間だ。しかし、ゴールを決めたはずの橋岡が何かを必死にアピールしている。

「違う、違う!! 俺、俺!!」

 山中のシュートが鋭くスピードがあり、橋岡はわずかに触れてコースを変えていたため、パッと見は山中の直接FKによるゴールのようにも見え、「山中選手が決めた感じになっていた」と感じた橋岡は、「僕が決めたことをアピールした」と自身を指差して猛アピール。チームメイトに囲まれても「俺、俺!!」と連呼し、アシストした山中にも「俺、俺!!」と近寄る。

 ボールが橋岡に触れていたことが分かっていただろう山中は、“後輩”の頭をポンと叩いて祝福。ゴール直後のアナウンスも公式記録も、当然得点者は橋岡だった。「ゴールすることは僕自身も目指していたので嬉しいし、アシストも今年初なので嬉しい」と今季初となるゴール&アシストに白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP