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退団問題でメッシ父親とバルサ会長が9月2日に会談へ…クラブ側には仰天戦略も?

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FWリオネル・メッシのバルサ退団問題が泥沼化

 FWリオネル・メッシバルセロナ退団問題をめぐって、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長とメッシの父親であり代理人のホルヘ・メッシ氏が現地時間9月2日に会談を行うようだ。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じた内容を『アス』が報じた。

 メッシとクラブ間には非常に緊迫した空気が流れている。メッシは一方的に契約解消をクラブに伝えたあと、現地時間30日朝に練習場で行われた新型コロナウイルスのPAR検査を拒否。バルトメウ会長とホルヘ・メッシ氏は電話で連絡を取り合い、メッシの将来について合意に達するため、話し合いの機会を設けることで合意したという。

 とはいえ、現状では両者が友好的に合意に至る道程は厳しいという見解が伝えられている。メッシと弁護団は一方的契約破棄の権利が有効であると主張。契約解除の条項は有効ではないと解釈しており、メッシは今夏の退団をクラブが認めることを望んでいる。

 一方、バルトメウ会長はメッシの退団を認めない姿勢を貫いている。メッシの契約解除の条項は行使期限の6月10日を過ぎたため無効とし、違約金7億ユーロ(約880億円)の支払いを厳格に適用しても構わないと主張。スペイン・プロサッカーリーグ機構(LFP)もメッシの契約解除には7億ユーロ(約880億円)の買い取り条項が効力を持っていると発表し、バルセロナのスタンスを支持している。

 報道によると、バルセロナ側は放出を拒否するだけではなく、この状況で契約更新の話し合いに戻るという仰天戦略があるという。クラブとメッシの新契約に関する話し合いは数か月前にメッシから交渉を打ち切っていた。両者の溝は深まるばかりだが、話し合いは進むのか、注目が集まる。

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