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3か月超ぶりに中島がポルトの練習参加…合流が遅れた背景にはクラブの配慮

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 MF中島翔哉の合流が遅れた背景には、ポルトの配慮があったようだ。ポルトガル『Record』が伝えた。

 昨シーズンからポルトでプレーする中島だが、新型コロナウイルスによる中断以降、公式戦への出場がないままシーズンを終えた。5月のチーム練習再開の際、初日にこそ顔を出したものの、感染を懸念して以降欠席が続いた。7月にはトレーニング場に姿を現したが、別メニューで調整を行っていた。

 さらに、セルジオ・コンセイソン監督の苛立ちや優勝セレモニーへの欠席などが報じられ、去就問題にまで発展。しかし、先日にクラブは同選手にやり直しのチャンスを与えたとされ、この問題に終止符が打たれたように考えられていたが、プレシーズンが始まっても中島の姿はなく、さまざまな憶測が飛び交う。そんな中31日、日本代表MFは3か月以上ぶりにチームに合流し、20日のシーズン開幕に向けてチームメイトともに準備を開始した。

 同メディアは中島がプレシーズントレーニングへの合流が遅れた理由について報道。これによると、休暇中に日本に帰国していた同選手は、8月23日までにポルトガルに帰還していたが、クラブはチームへの合流を催促せず、再スタートを切るためのさらなる準備期間を日本代表MFに与えていたようだ。

 同選手に追加の休暇を与えることがベストを引き出すためにより有益であるといった考えがクラブが下したこの決断の背景にあるようだ。さらに、妻子のポルトガルへの渡航を延期したこともポジティブな要因になったと考えられている。

 ポルトガルに帰還して以降、自宅でトレーニングを続け、28日の新型コロナウイルス検査で陰性が確認されたことにより、中島の練習参加にゴーサインが出され、ついにオリバルの練習場に戻ってきた。

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