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メッシが残留した場合、バルサファンの反応は? リバウド氏が見解「彼へのブーイングは…」

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去就が注目されるFWリオネル・メッシ

 かつてバルセロナで活躍した元ブラジル代表のリバウド氏は、FWリオネル・メッシが仮に残留することになったとしても、ファン・サポーターからブーイングを受けることはないと述べた。スペイン『アス』が伝えている。

 バルセロナとの契約を2021年6月まで残すメッシは先日、クラブに対して退団の意思を通達。自身が希望すればフリーで退団できる条項が契約に含まれており、それを行使する形となった。申し出の締め切りは6月10日だったが、新型コロナウイルスの影響によるシーズン中断があったため、その期限を延長するよう求めたとみられる。

 2日にはメッシの父で代理人でもあるホルヘ氏とクラブ側が会談。ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長はメッシが退団する唯一の選択肢は7億ユーロ(約881億円)の違約金を支払うことだと伝え、ホルヘ氏は翌3日にバルセロナにもう1年残ることを検討していると明かした。一時はマンチェスター・シティ移籍が有力とも報じられたが、ここへきて残留の可能性も高まっている。

 去就問題で周囲を騒がせたメッシがバルセロナに残ることになった場合、リバウド氏の見解では、13歳の頃からクラブを代表する選手であったメッシに対し、ファンが厳しく接することはないとのことだ。「もしメッシがあと最低1シーズン残るなら、問題じゃなくなるよ」と『ベットフェア』に語った。

「バルセロナのファンは依然としてメッシのことが大好きだし、クラブで違いを生み出し続け、今もなお違いを生み出せる伝説的な選手だと考えている。まだいい形でクラブを去ることは可能だ」

「次の数週間で、多くのことが起きるだろう。クラブを去るかもしれないし、あと1シーズン、もしくはそれ以上残るかもしれない。私たちとしては待つほかないね」

「だが、もし彼がクラブに残るとしたら、ファンが彼にブーイングをする姿は想像できない。まったくもってね」

 バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝でバイエルンを相手に2-8と歴史的な惨敗を喫し、2019-20シーズンを無冠で終えた。リバウド氏は欧州CLでの大敗が、メッシに退団を決意させる“最後の藁”となったのだろうと語っている。

「チャンピオンズリーグでの屈辱の敗戦を受けて、メッシはバルセロナを去ると決意したのかもしれない」

「バルセロナの内部問題に悩まされ、ラ・リーガのタイトルもレアル・マドリーに獲られた状況で、2-8という大敗が最後の決め手となったのだろう」

 また、リバウド氏は「彼はあまりにも長い間、チームの責任を背負ってきたし、プレッシャーに疲れてしまったのかもしれない。クラブはここ数シーズン、多くの選手と契約してきたが、メッシを助け、彼の負担を軽減してくれるような選手は出てこなかった」と、メッシへの依存度の高さも原因に挙げた。

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