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ポルト指揮官が中島翔哉に関して沈黙を破る「ここにいるのはチームメイトのおかげ」

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ポルト指揮官がMF中島翔哉に言及

 ポルトのセルジオ・コンセイソン監督が、日本代表MF中島翔哉について口を開いた。

 昨季からポルトでプレーする中島だが、新型コロナウイルスによる中断以降、感染を懸念してチーム練習再開後も合流を見送った。その後再開したリーグ戦でも出番がなく、優勝セレモニーなどにも姿がなかったことなどから今夏の去就問題にも発展。しかし、シーズン終了後にクラブ首脳陣は日本代表MFに再チャンスを与え、同選手はプレシーズンへの合流が遅れはしたものの、今週からチームメイトとともに練習に取り組んでいる。

 先月にはピント・ダ・コスタ会長やチームメイトが中島の復帰を歓迎する発言を残した一方で、チームに合流しないという同選手の決断に苛立ちを募らせると報じられていたコンセイソン監督は沈黙を貫いていたが、この度ポルトガル『O Jogo』のインタビューで日本代表MFについて語った。

 中島の復帰に関して「我々に素晴らしいグループがあるからこそ、彼はここにいる。彼のチームメイトはナカジマが復帰するために本当に努力していた」と話した同指揮官は、長期の合流拒否を「グループにとって悪い状況」と認めつつも、新シーズンに向けてさらなる献身性を要求した。

「トレーニングは他人としなければいけない。さもなければ同じレベルになることはできない。ナカジマは技術面で優れているが、フットボールはこれだけではない。ナカジマには確かに他人にないものがある。ただし、クラブの基礎概念の1つは献身性だ。献身性は不可欠で、フィールド上で取り組まなければならない」

「彼がチーム内で練習をすれば、彼らのクオリティを組み入れることができるが、そうしなければ常にプレーし、私が全幅の信頼を置く選手たちと比較したとき大きくレベルを落としてしまう」

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