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“基本給なし”の契約でシャルケ入り…36歳ベテランストライカーが明かす驚きの条件

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FWベダド・イビセビッチの驚きの条件

 シャルケは3日に、ヘルタ・ベルリンから退団した元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWベダド・イビセビッチの獲得を発表。36歳の同選手は、新クラブとはほぼ出来高制の契約を結んだと明かしている。

 シュツットガルトやホッフェンハイムでもプレーし、ブンデスリーガではここまで通算340試合の出場127得点をマークしたイビセビッチ。先月に36歳の誕生日を迎えたベテランストライカーだが、ドイツ誌『キッカー』は先日ドイツ3部の平均年俸にあたる12万ユーロ(約1500万円)を下回る10万ユーロ(約1260万円)の条件でシャルケとの合意に近づいていると報じられていた。

 しかし、3日にシャルケの公式YouTubeに登場したイビセビッチはそれら報道を否定。「出回っている数字は間違っているよ」と指摘した上で、「シャルケは苦しい状況に置かれている」とクラブの財政状況に触れると、「僕はもう一度ブンデスリーガでプレーしたかった。なので、基本給を受けないことで合意したんだ」と明かした。

 一方で、保険などの問題により無償でプレーすることは許されていないため、形式上ではサラリーは支払われることに。「でも、もらわなければいけない分は寄付する。僕はボーナスのためにプレーするということだ。これは典型的な出来高制の契約だよ」と語っている。また、その条件でプレーする理由については「シャルケはシャルケだ。クールなクラブだからね。シャルケのためにプレーするチャンスをもらうだけでも僕にとって十分魅力的なことだ」と説明した。

 なお、イビセビッチがシャルケで背負う背番号は「11」。ヘルタではキャプテンも務めていた同選手は2019-20シーズンは公式戦27試合に出場し9ゴールを決めていたが、“格安”の条件で加わった新天地ではどのようなパフォーマンスを見せるのだろうか。

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