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終了間際の連続PKで明暗…イングランドが10人対10人の死闘制す、新星2人も代表デビュー

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PKを沈めたFWラヒーム・スターリング

 UEFAネーションズリーグは5日、リーグAのグループ2第1節を行い、イングランド代表アイスランド代表を1-0で破った。後半45分、イングランドがFWラヒーム・スターリング(マンチェスター・C)のPKで先制すると、直後にアイスランドもPKを獲得したがMFビルキル・ビャルナソン(ブレッシア)が失敗。終了間際の連続PKが命運を分けた。

 イングランド代表は20歳のMFフィル・フォーデン(マンチェスター・C)が先発でA代表デビュー。同じく20歳のFWジェイドン・サンチョ(ドルトムント)もスターティングイレブンに名を連ね、昨年11月のEURO予選コソボ戦から引き続き先発したのはFWハリー・ケイン(トッテナム)、スターリング、MFデクラン・ライス(ウエスト・ハム)のみというフレッシュな陣容となった。

 試合の主導権を握ったのはイングランド。フォーデンが落ち着いたプレーをしながらボールを握り、ケインやスターリングを中心に相手ゴールに迫った。ところが徐々に後方でボールを回させられる展開が続くと、後半25分にDFカイル・ウォーカーが2枚目のイエローカードで退場。一気に窮地へと陥った。

 ガレス・サウスゲート監督は直後、サンチョを下げてDFトレント・アレクサンダー・アーノルド(リバプール)を入れて最終ラインに厚みを加えると、35分にはケインに代わって代表デビューの18歳FWメイソン・グリーンウッド(マンチェスター・U)を投入。攻めに行く姿勢を明確にした。

 すると後半43分、スターリングのシュートがアイスランドDFスベリル・インギ・インガソン(PAOK)の手に当たってPKを獲得。インガソンは2枚目のイエローで退場となり、10人対10人となった。そして45分、このPKをスターリングが決めて勝ち越し。イングランドは一気に勝利目前となった。

 ところが後半アディショナルタイム2分、イングランドはDFジョー・ゴメス(リバプール)がMFヨーハン・ベルク・グズムンドソン(バーンリー)を倒してPKを献上。同点のピンチに陥ってしまう。しかし、このPKはビャルナソンが失敗。そのままタイムアップを迎え、イングランドがなんとか勝ち点3を獲得した。

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