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スペイン代表に現れた17歳新星ファティ、指揮官「成熟しすぎだが、自分の進むべき道はわかっている」

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“バルサの神童”FWアンス・ファティが代表で鮮烈弾

 UEFAネーションズリーグが6日に行われ、スペイン代表はウクライナ代表に4-0で勝利。初先発ながらスペイン史上最年少ゴールを挙げた17歳FWアンス・ファティが試合を振り返っている。UEFA公式サイトが伝えた。

 ファティは3日の第1節では途中出場し、A代表デビュー。そして第2節で初の先発メンバー入りを果たした。すると開始2分で華麗なドリブルからファウルを誘発し、PKを獲得。DFセルヒオ・ラモスの先制点につなげると、2-0で迎えた前半32分にはPA手前から右足シュートを決め切り、代表初ゴールとした。17歳311日目での得点は、スペイン代表で史上最年少の記録となる。

 バルセロナに所属するファティは、すでにクラブで数々の記録を塗り替えてきた。そして満を持して臨んだ代表戦では、直近2試合でしっかりと結果を残してみせた。試合後のインタビューでは「デビューできたことを誇りに思う」と語る。「(ルイス・エンリケ)監督はデビュー戦を楽しんでくるように言ってくれました」とリラックスできたことを明かした。この試合のユニフォームは、バルセロナでのデビュー戦、そしてUEFAチャンピオンズリーグに出たときのユニフォームととも、特別な場所に飾るという。

 17歳に指示を出したエンリケ監督は、想像以上の出来に驚嘆。「アンスの年齢なら理解は早いだろうけど、この子は成熟しすぎている」と舌を巻く。「しかし、正しい道を進まなければいけないことをわかっている。これからうまくいかないときもあるだろう。それでも試合を放棄するような子ではない」と信頼を寄せた。

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