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C大阪U-18が開幕2連勝!盟友から学んだ「ゴールへの意識」発揮のFW小河詩朋が1G1Aの活躍

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セレッソ大阪U-18は2年生エースFW小河詩朋が1ゴール1アシストの活躍

[9.6 スーパープリンスリーグ関西第2節 C大阪U-18 2-1 履正社高 C大阪舞洲G] 

 6日、高円宮杯 JFA U‐18 サッカースーパープリンスリーグ2020 関西Aグループ第2節でセレッソ大阪U-18(大阪)と履正社高(大阪)が対戦。後半の2ゴールによって、C大阪が2-1で勝利した。

「ボールを預けておけば、何かが起きる」とMF根木賢聖(2年)が評する通り、チームメイトが信頼を寄せるC大阪の2年生エースFW小河詩朋が1ゴール1アシストの活躍を見せた。

 笑顔で試合を終えたものの、展開は決して楽でなかった。試合前から強さを増した雨によって、「相手の勢いに飲まれてしまった。相手が前から来る中でトラップやパスなど当たり前の技術が濡れたピッチで発揮できなかった。僕たちボランチの所でテンポがおかしくなり、チームのリズムがおかしくなった」(根木)。守備も履正社のFW李晃輝(3年)の力強さ、FW浅野大生(3年)の速さに手を焼き、序盤はピンチが続いた。

 19分、履正社はMF後藤晴海(3年)のクロスから浅野とC大阪GK上林豪(3年)が競り合い、こぼれ球が無人のゴールに向かったが、C大阪DFがクリアした。以降も履正社の攻撃が続いたが、C大阪は無失点。履正社の平野直樹監督は「前半で2-0、3-0になってもおかしくなかったゲームで決められなかったのが敗因。サッカーは90分が終わった時のスコアを競うゲーム。内容で勝負するわけではない」と振り返った。

 我慢の時間が続いたC大阪だが、大熊裕司監督が「いつもやっていることをしっかりやろうと意識させた。ボールを動かしたいし、背後もとりたい。それを徹底していこうと」と話す通り、戦い方がブレない。後半はMF中埜航平(2年)と根木賢聖(2年)のダブルボランチが中盤でボールを拾いながら、テンポよくパスを回すことで、相手のパワーを上手くかわせるようになった。

 攻撃が機能し始めたのと同時に元気が出てきたのが、アタッカー陣だ。特に「前半はファーストタッチや背後へのボールで上手く行かない所があった」と振り返るFW小河詩朋(2年)は、後半になってから前線でのポストプレーが増えた。ボールを触る回数が増えるにつれ、スペースでのプレーも増えた。すると、後半7分には自陣でのCKから一気に攻撃へ転じ、左のMF大渕来珠(2年)が中にクロス。ゴール前に走り込んだ小河がダイレクトで合わせて、C大阪が均衡を崩した。

 22分、履正社MF井谷洸一郎(3年)にPKを決められて同点とされたが、26分には小河が自陣からのパスを引き出すと、「前を向いた瞬間にゴールを意識してドリブルで切り込んだ」。そして、バイタルエリアに入ってから相手を上手く引き寄せ、ゴール前に入れたスルーパスをFW北野颯太(1年)が決めて逆転。そのまま試合終了のホイッスルを迎えた。

 2得点に絡んだ小河は、「ライン間でも受けられるし、背後でも受けられる」(大熊監督)センスの持ち主だが、これまでは最後の質の所が課題だった。しかし、最近になってC大阪U-15時代のチームメイトで今も仲が良い京都橘高のFW木原励(2年)から、シュート意識の強さを学び、今まで以上に得点意欲がアップ。前を向いたらパスを最優先に考えていたプレーを改め、前を向いた瞬間からゴールを意識するようになった。意識変化によって、相手にとってより怖い選手になりつつある。開幕戦に続く得点は、ブレークの兆しだ。今年掲げる「J3の試合に出てハットトリックするのが目標」を果たすため、小河はピッチを躍動し続ける。

(取材・文 森田将義)
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