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[関東Rookie League]水戸商は鹿島学園との茨城県勢対決で良さ見せるも敗戦。好守の右SB嵯峨「絶対に逆転できるように」

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水戸商高の右SB嵯峨莱琉はサイドの攻防で存在感

 インターハイ優勝の歴史を持つ茨城の伝統校、水戸商高は昨年に続き、今年も「2020 関東Rookie League」Bリーグを戦う。開幕節(5日)では同じ茨城県勢の鹿島学園高と対戦。0-2の後半6分にカウンターから鹿島学園の守りを攻略し、FW新田篤人が追撃ゴールを決めた。

 鋭い抜け出しからゴールを陥れた新田や左サイドのMF菊島奏汰、左SB根本遥人も力のある選手。また、「長友選手みたいに小さくても勝てる選手になっていきたい。自分はオーバーラップしてからの守備とか、守備をしてからのオーバーラップとか、上下運動とかをもっと上げていって武器にしていきたいと思っています」という右SB嵯峨莱琉(FOURWINDS FC出身)は対人守備の強さや身のこなし、切り替えの速さなどで目立っていた。

 チームは新田の追撃ゴール直後にもチャンスを作ったが、相手GKの好守に阻まれるなど1-4で敗戦。悔しい70分間となったが、嵯峨が「まだ1年全員で合わせることがなかったので、不安で、前半は自分たちの良さが出せなかったですけれども、後半から自分たちの良さ、カウンターとかが出せてあとは走り勝てたのは良かったと思います」と語ったように、手応えを得た部分もあったようだ。

 この日は敗れたが、これからの2年間で同じ茨城県の強豪・鹿島学園を逆転しなければならない。嵯峨は「選手権までには絶対に逆転できるように、もっと練習からレベル上げていかないとと思いました」。全国出場、そして水戸商の名を上げたいという思いも持っての3年間。嵯峨が指摘していた攻守の質をはじめ、全てにこだわってレベルアップする。

(取材・文 吉田太郎)
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