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[関東Rookie League]環境面向上の佐野日大は武南を3-0撃破。MF江澤は気迫のプレーでチーム牽引

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佐野日大高MF江澤匠映は気持ちのこもったプレーでチームを牽引

「2020 関東Rookie League」Bリーグは5日に開幕したが、佐野日大高(栃木)は対戦チームの事情によって6日が初戦に。その初戦で昨年Aリーグに所属していた武南高(埼玉)を3-0で破り、好スタートを切った。

 前半8分、スペースを活用した攻撃から先制点。FW中埜信吾のラストパスをMF柴崎駿が沈めてリードを奪うと、後半にはFW福島夢叶が2得点を挙げた。守っては、相手にボールを握られる時間こそ増えていたものの、185cmCB高根澤賢と182cmCB大野結斗の大型DFコンビやGK槙田海里を中心に無失点。また、「(武器は)味方が困っている時とか辛い時にそのサポートとか。特にスライディングなど気持ちのこもったプレーは誰にも負けたくないです」というMF江澤匠映やMF向井俊貴らの献身的な動きも光った。

 ゲームキャプテンを務めた江澤は新型コロナウイルスの影響で活動が制限される中、持久力や身体の強さを強化。「チームのために戦えるように、少しずつ成長しています」という。その成果も初戦で発揮した。

 16年度選手権全国3位の佐野日大は、照明設備に加えてViuシステム(散水機能)を搭載した人工芝サッカーグラウンドが完成したばかり。クマガヤSC出身の江澤は「環境も日本で一番良いグラウンドで、走るトラックもあって、勉強的にも上の方で文武両道というところを意識しているので入りました」と進学理由について説明する。

 環境面がより向上し、1年生チームは好スタート。江澤は今後へ向けて「(フランス代表MF)カンテみたいな運動量があって、守備力も高くて、チームのために戦える選手になりたいです。目標は全国優勝です」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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