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ボローニャ、冨安健洋へのオファーを拒否…クラブ幹部は「最も素晴らしい才能は手放さない」

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ボローニャDF冨安健洋

 ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋の去就を巡り、クラブのテクニカルディレクター(TD)を務めるバルテル・サバティーニ氏が、7日付のイタリア紙『レプブリカ』ボローニャ版のインタビューで語った。

 冨安は昨シーズン、シントトロイデンから加入するとすぐさま右サイドバックのレギュラーとして定着。新型コロナウイルスの影響によりリーグが約3カ月にわたって中断された異例のシーズンにおいて、リーグ戦29試合に出場。7月18日のミラン戦ではセリエA初ゴールもマークするなど印象的な活躍を見せた。

 そんな21歳の日本代表DFは、今夏の移籍市場において熱視線を浴びる。かつて中田英寿氏も所属した名門ローマや、近年チャンピオンズリーグの常連だったナポリからの関心が伝えられたほか、ニューカッスルやウエスト・ハムなどプレミアリーグのクラブも獲得を目指し、移籍金2000万ユーロ(約25億円)を準備しているとみられる。

 しかしボローニャのサバティーニTDは、こうしたオファーに応じる姿勢は見せない。21歳のガンビア代表FWムサ・バロウとともに、“非売品”であることを改めて強調した。

「バロウとトミヤスは唯一の“非売品”だ。日本人選手については、すでにいくつかのオファーに断りを入れた。すぐさま2000万ユーロの現金を手に入れることはできるはず。しかし我々は中東のクラブのようなキャンペーンを行うつもりはない。少なくともこれに関しては(会長のジョーイ)サプートのおかげと言える。どのクラブも選手を売っているが、ボローニャは違う。サプートは最も素晴らしい才能たちを手放さない」

 またボローニャ幹部は、クラブの恵まれた環境を自負し、選手たちもボローニャ退団を望んでいないと主張。「選手たちはボローニャを離れたがらない。多くの選手がより有利な条件の移籍を拒否しているんだ。名前を公にするのは問題なので言わないがね」と明かした。

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