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最下位湘南、序盤2得点も今季2勝目ならず…ホーム大分は終盤猛攻で連敗脱出

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[9.9 J1第15節 大分2-2湘南 昭和電ド]

 J1リーグは9日、第15節を各地で行い、大分トリニータ湘南ベルマーレが2-2で引き分けた。最下位に沈む湘南は序盤に2得点を挙げ、8試合ぶりの白星が近付いたかと思われたが、終盤にまさかの2失点。今季2勝目はお預けとなった。猛攻で追いつき2連敗中を止めた大分も5戦勝ちなし(3分2敗)となっている。

 互いに前節から中3日での連戦。ホームの大分はFC東京戦(●0-1)から3人を入れ替え、DF香川勇気、FW渡大生、FW伊佐耕平に代わってMF田中達也、FW三平和司、FW知念慶を起用した。対する湘南は神戸戦(△1-1)から1人変更し、MF齊藤未月に代わってMF茨田陽生が入った。

 序盤から湘南が立て続けに得点した。まずは前半6分、ハイラインで構えていたDF大岩一貴のボール奪取から前進し、敵陣に攻め込んだMF茨田陽生が右サイドに展開。DF岡本拓也がフェイントをかけながらゴールライン際をえぐって中央に浮き球で折り返すと、ニアのFW石原直樹が巧みなワンタッチシュートで押し込んだ。

 さらに前半11分、左からのコーナーキックをMF松田天馬が蹴り込むと、ニアでFW知念慶を振り切った大岩がヘディングシュート。これがニアポスト脇に吸い込まれ、2試合連続ゴールが貴重な追加点となった。大分は41分、左サイド攻撃から田中のクロスに知念が反応するも、シュートは惜しくも空振り。なかなかチャンスをつくれないまま前半を終えた。

 大分はハーフタイム明けから一気に攻勢をしかけた。まずは1分、ショートカウンターから三平が強烈な左足ボレーを狙い、湘南GK谷晃生を強襲。3分にはMF町田也真人のスルーパスから左サイドを突破した田中が右足で狙い、ゴールマウス右上に外れたが1点ものの攻撃だった。その後はややペースが落ち、拮抗した展開へと変わっていった。

 湘南は後半27分、前節でJリーグデビューを飾った特別指定選手のFW根本凌(鹿屋体育大在学中)を投入し、前線からの勢いを強める。しかし大分は32分、DF岩田智輝の強烈なシュートがゴールポストに阻まれたが、33分に左サイドに開いたDF三竿雄斗のクロスがニアで相手に当たって軌道が変わり、ファーに走り込んだMF島川俊郎がヘディングシュート。ここでようやく1点を返した。

 さらに勢いを強めた大分は後半43分、両サイドを広く使った攻撃から左サイドの田中が低く鋭いクロスを送ると、途中出場の伊佐がフリック気味のヘディングシュート。巧みに軌道を変えたボールがゴール右隅に吸い込まれ、同点に追いついた。大分は終了間際にもビッグチャンスを迎えたが、田中のシュートはポスト直撃。それでも終盤の猛攻でなんとか勝ち点1をもぎ取った。

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