beacon

[MOM3206]市立船橋FW渡邉慎和ムセマ(1年)_逆転勝ち導く1G1A!「結果を変えられるような選手に」

このエントリーをはてなブックマークに追加

市立船橋高FW渡邉慎和ムセマは1得点1アシストの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.6 関東Rookie LeagueAリーグ第2節 市立船橋高 3-2 桐光学園高 時之栖うさぎ島G] 

「結果を変えられるような選手になります」。名門・市立船橋高の次代のエースストライカー候補、FW渡邉慎和ムセマ(1年=CAアレグレ出身)が逆転勝ちの立て役者となった。

 相手の背後への抜け出し、縦への仕掛けに自信を持つ俊足FWは、前日の開幕節でスペースを鋭く突くドリブルなどによって脅威となっていたものの、無得点。この日の前半もなかなかチームの流れに乗ることができなかったという。

 だが、「コーチとか周りの声を聞くことによって良いポジションを取れるようになって、自分の持ち味のスピードとか、前から仕掛けるところが出せて、それが結果に繋がったと思います」。立ち位置、狙いどころを修正し、自分の特長を引き出したFWが後半に1得点1アシストの活躍をしてのけた。

 1-1で迎えた12分、桐光学園高の背後を突いた渡邉は「相手が早めにスライディングしてくれたので、浮かしてGKを超えるようなボールを蹴ることができて合わせることができた」とMF大我祥平の同点ゴールをアシスト。そして、24分には決勝点となるゴールを決めた。

「左の大我祥平君が中に切れ込んできた時に、自分は逆に外に広がって、出してくれたボールに自分の持ち味で仕掛けられて、キックフェイントで2人かわして決めることができたので良かった」

 ドリブルスピードの速さに加え、DFと駆け引きする上手さも見せるFWの目標とする姿は万能型のストライカー。「裏も取れるし、足元でも行けるし、ポストプレーもできるという万能な選手になっていきたいです」。5日と6日の関東Rookie League集中開催でインパクトを残した一人。多くの勧誘を受けた中、選手権で活躍するために市立船橋へ進学したという渡邉が、経験を重ねながら「結果を変えられる選手」になる。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●2020 関東Rookie League特集ページ

TOP