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[関東Rookie League]帝京三が開幕2連勝で首位浮上!緩めず「次に切り替えて」を繰り返し、上位・頂点へ

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帝京三高は5-0で快勝。MF須田恒太郎は攻守でアベレージの高いプレーを見せて勝利に貢献

[9.6 関東Rookie LeagueAリーグ第2節 前橋商高 0-5 帝京三高 時之栖裾野G] 

 6日、「2020 関東Rookie League」Aリーグは第2節を行い、帝京三高(山梨)が前橋商高(群馬)に5-0で快勝。開幕2連勝とし、得失点差で首位に立った。

 前日に市立船橋高(千葉)を破った勢いは止まらなかった。帝京三の新井大介コーチは「入りは少しボケっとしたところがあったけれど、ボールを握ることができて、守備の強度もありましたし、切り替えも速かった」と評価する。

 前半33分にFW藤浪宏樹のゴールで先制すると、後半も「昨日との連戦で気持ちが2日目入りづらい部分もありましたが、ボランチのところでしっかりとゲームを作っていかないといけないなと思って試合に臨んでいました」というMF須田恒太郎とMF岡田耀太のダブルボランチが中心となってゲームをコントロールする。

 そして6分に藤浪が2試合連続となる2ゴール目を記録。一方の前橋商も左利きのゲームメーカー・MF坂本虎太郎やMF原陸斗が相手のプレッシャーを上手く剥がしながら前進する。そしてMF諏訪琉斗の1タッチパスやFW後藤圭介の鋭い仕掛け、抜け出しからゴールに迫った。

 前橋商もPAまでボールを運んでいた。帝京三は隙を作ってしまう部分もあったが、DF陣が決定打を打たせない。また岡田が上手くボールを奪い取り、須田が空中戦の強さを発揮するなど無失点を続けた。

 そして、帝京三は後半34分に左SB加賀玲至のアシストから岡田が勝負を決定づける3点目。さらに右サイドでチャンスメークを続けたMF栗原龍世とDF三竹侑良も加点し、5-0で試合を終えた。

 帝京三は開幕2連勝で首位浮上。強みである相手の逆を取るパスや空中戦の強さを発揮した須田は「昨日勝てたことで勢いに乗れたところもあるんですけれども、一個一個勝ちを掴めるということは凄くチームにとっても、自分たちの経験にとっても、良いことだと思います」と喜んだ。

 一方で、市立船橋戦に続き、この日も終盤に守備を緩めてしまうシーンがあったことも確か。須田は「試合を通して集中するところや声を掛け続けることを目指していきたい。強豪との対戦が毎週毎週続くので、一つ勝ったら調子に乗っちゃうんじゃなくて、勝ったら次に切り替えてということを短い期間だけど続けて行ければと思います」と力を込めた。この日の白星から切り替えて、また自分たちを見つめ直してより良い試合をすること。それを繰り返して「リーグ戦の後半でより楽しくできるように頑張っていきたい」(須田)という目標、そして初優勝を実現する。

(取材・文 吉田太郎)
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