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第100回天皇杯もVAR導入を見合わせ! 新国立で元日決勝、8強以降はアマチュアもPCR検査実施へ

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 日本サッカー協会(JFA)は10日、第100回天皇杯の準決勝・決勝で導入予定だったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の採用を見合わせることを決めた。また来年1月1日の決勝は前回大会に続いて新国立競技場で開催し、準々決勝以降は大会公式のPCR検査を導入する。同日、第10回理事会で決議した。

 VAR導入見送りの理由は大きく分けて二つ。「大会方式の変更により、J1以外(J2、J3、47 都道府県代表チーム)の勝ち上がりが想定され、VAR に対して選手が円滑に適応できるかが危惧される」ことに加えて、Jリーグが今季の採用を取りやめたことで「審判員は半年以上実践が積めない状況となっている。また、過密スケジュールの中で十分なVARトレーニング計画の見通しが立たない状況となっており、十分なコンディションを整えられるかが危惧されるため」としている。

 また準々決勝以降のPCR検査は「公式検査を受けたチーム同士の対戦となり、選手、チーム役員が安心して試合に臨めるようにすること」が目的。陰性判定を受けた選手・チーム役員だけがエントリーすることができる。JクラブはJリーグが実施する公式検査で代用するため、対象はアマチュアチーム。各チーム50人程度を想定している。また検査から判定までの所用日数などを考慮し、5回戦進出時点で4チームを対象に検査することになる可能性もあるという。

 第100回天皇杯は新型コロナウイルスの影響を受け、参加チームが88チームから52チームに削減。7回戦制から8回戦制となり、「J1の上位2チーム」は準決勝から出場し、「J2の上位1チーム」と「J3の上位1チーム」は準々決勝から出場する。

 都道府県代表の32チームが対戦する1回戦は9月16日(水)に一斉開催。アマチュアシードのHonda FCと都道府県代表15チームが加わる2回戦は9月23日(水)に行われる。3回戦は10月28日(水)、4回戦は12月12・13日(土・日)、5回戦は12月20日(日)に実施。「J2の上位1チーム」と「J3の上位1チーム」が出場する準々決勝は12月23日(水)、「J1の上位2チーム」が加わる準決勝は12月27日(日)にそれぞれ行われ、決勝戦は来年1月1日(金)に国立競技場で開催される。

●第100回天皇杯特設ページ

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