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18歳ルーキーが久々先発で初アシスト! 清水MF鈴木唯人「周りに刺激を与えられるプレーを意識した」

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清水エスパルスFW鈴木唯人

[9.12 J1第16節 清水1-2鹿島 アイスタ]

 待ちに待った12試合ぶりの先発機会、清水エスパルスMF鈴木唯人が起用に応えるプロ入り初アシストを記録した。「強引にシュートを打つのはいいけど、ああいうところではちょっと冷静になってやろうと思ってパスを選択した」。序盤から前面に表現していた闘志とは裏腹に、落ち着いたターンとパスからFWティーラシン・デーンダーのゴールを演出した。

 シーズン再開後は高卒ルーキーの18歳ながら先発が続き、レギュラーを掴んだかのように思えた鈴木だったが、その流れは7月12日の第4節ガンバ大阪戦が最後。もっともチーム状況はその後も好転せず、直近の試合では5連敗を喫していたこともあり、再び出番が回ってきたこの日は試合前から燃えていた。

「勝てていなかったので、自分が出た時はやってやるという姿をチームメートにも見せるというか、気持ち的に『もっとやらないといけないんじゃないか』という気持ちを前面に出して、ゴリゴリ、ガツガツと周りに刺激を与えられるようなプレーをしようと意識して入った」。

 そうしたメンタリティーは立ち上がりから存分に見られ、ワントラップから放ったミドルシュートや、寄せてくる相手を次々にかわそうとするドリブル突破など、大きな存在感を放った。チームは前半で0-2となったが、後半34分に見せ場。右サイドでスローインを受けてすぐさまターンすると、MFレオ・シルバをかわしてからのパスでティーラシンのゴールを演出した。

「ゴール前で仕事をしよう、ゴール前でプレーしようと心がけていたので、自分がどこに立っていたらボールが転がってくるかを考えながらプレーしていた」。

 そう振り返った鈴木は試合後にも熱い言葉。「チームとしてもっと自信を持ってできればいいなと思う。失点もいまのチーム状態を象徴していた。若い自分とかがもっとチームを鼓舞して、まずは自分からチームに良い影響を与えられるように日々やっていきたい」と6連敗の中でも前を見据えた。

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