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[MOM3208]仙台ユースFW吉田騎(3年)_トップで学んでプレーの幅広げ、成長目指すエースストライカー

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ベガルタ仙台ユースFW吉田騎が先制点直後に追加点となるシュートを放つ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.12 スーパープリンスリーグ東北第3節 仙台ユース 3-1 聖光学院高 マイナビベガルタ仙台泉パークタウンサッカー場]

 スーパープリンスリーグ東北ここまでの3試合(うち1試合は途中で雷雨中止で後日再開予定)全てでゴール。しかも、この試合は2ゴールを挙げ、現在通算4ゴール。前半で勝利をほぼ決定づけたFW吉田騎(3年)は、ベガルタ仙台ユースのエースストライカーとして貫禄を見せている。

 1年生で日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会のメンバー入りし、3試合で3ゴールを挙げる活躍を見せ、鮮烈デビューを飾った吉田。以後もコンスタントに公式戦出場を重ね、持ち前のスピードに乗ったドリブルを武器にゴールを重ねた。

 今シーズンは2種登録選手となり、トップチームの練習にも参加した。「裏への抜け出しだけでなく、クロスを受ける動きや、ゴール前の動き出しもトップの練習へ行ったことにより、スピード感覚やどこに抜け出せば良いのかが明確に分かってきました。それをユースの試合でも出して点数につなげていきたいです」とトップで学んだことを生かし、得意とするDFラインの背後への抜け出しだけでなく、プレーの幅を広げている。

「味方がボールを取った瞬間の動き出しを良くして、今日もゴール前でプルアウェーして受けるシーンも何回かあったので、そこでもっと点を稼いでいきたいと思います」とさらなる成長を目指している。

 次節はいよいよ青森山田高との対戦を迎える。「チームとして苦しい試合になるのは分かっていますが、その中でも個のところで自分はしっかり見せてチームを引っ張っていきたいです。青森山田のDF藤原優大(3年)選手のようにU-19日本代表に入っている選手もいるので、そういう選手と勝負できるのが楽しみです」とJ1浦和レッズ加入内定の藤原との対決を楽しみにしているという吉田。仙台ユースのエースとして大一番で結果を出したい。
 
(取材・文 小林健志)
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