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「バカなことをした」A・ゴンサレスを叩いて退場のネイマール、反省する一方「相手にも罰を」

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相手の人種差別を訴えたFWネイマール

 13日のマルセイユ戦(●0-1)で退場したパリSGのFWネイマールが、DFアルバロ・ゴンサレスから人種差別を受けたと主張する声明を自身のインスタグラム(@neymarjr)で発表した。スペイン『マルカ』が報じている。

 同試合は終了間際に乱闘が起こり、両チーム合わせて5人が退場する荒れた一戦となった。ネイマールも選手たちがヒートアップする中でA・ゴンサレスの後頭部を叩き、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、レッドカードで退場。試合後にはツイッター(@neymarjr)でA・ゴンサレスの人種差別発言を痛烈批判していた。

 そして今回、インスタグラムの声明で改めて自身の思いを伝えている。ネイマールはマルセイユ戦を振り返り、「昨日、僕は反乱を起こした。レッドカードを受けたのは、僕に対して攻撃的な態度を取ってきたやつを殴りたかったからだ」と説明。「責任者が何もせず、気づきもせず、その事実を無視していることに気づいた。だから何かをせずにピッチを去ることはできないと思った」と、リーグ側の人種差別に対する対応の甘さを指摘している。

 ネイマールは「僕は罰を受け入れる。クリーンなサッカーをするべきだった」「あいつはバカだった。僕もまたバカなことをした」と自らの非を認めつつ、「違反者にも罰を与えてほしい」と主張。「すべての黒人と白人が同じ状態にいないということは見つめ直さないといけない」と述べ、「この反人種運動を平和的にやることは、僕らの責務でもある。与えられた特権の少ない人たちでも、自分たちを守る権利はあるんだ」と力説した。

 フランスのラジオ局『RMCスポーツ』によると、ネイマールは今回の退場で4〜7試合の出場停止処分を受ける可能性があるという。

 パリSGのエースはA・ゴンサレス対し、「僕らは再び相まみえるだろう。その時はサッカーをする。それが僕のやり方だ。平和でいよう! 君は自分が何を言ったか知っている。僕は自分が何をしたか分かっている」と呼びかけ、「世界に愛を」と締めくくった。

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