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ボローニャ冨安健洋、開幕戦は「火の試練に」…イブラヒモビッチとの対決に伊紙が注目

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セリエA開幕戦を控えるDF冨安健洋

 セリエA開幕戦を控えるボローニャの日本代表DF冨安健洋について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が18日に見解を示した。

 冨安が所属するボローニャは21日、敵地サンシーロでミランとの開幕戦を迎える。そんな中、イタリア紙がボローニャの初戦に向けて、21歳の日本代表DFにスポットライトを当てた。

 昨シーズン、右サイドバックのレギュラーとして活躍した冨安。しかし指揮官のシニシャ・ミハイロビッチは、「5月から、1年前に選手を獲得した際の本来のポジション(センターバック)に戻すことを検討してきた」と伝えられる。昨シーズンは33試合連続で失点するなど守備面に不安が残ったボローニャだが、冨安のCB起用により「守備のクオリティとスピードを保証する同時に、ボールポゼッションの場面で攻撃やビルドアップができる3人目のCBを確保できる」と期待が寄せられた。

 セリエAにおけるCBでの経験がまだ浅い冨安だが、早くも開幕戦で試練が訪れる。イタリア紙は、冨安がミラン戦でFWズラタン・イブラヒモビッチとマッチアップする可能性が高いことから、「トミヤス、ズラタンのマークは火の試練に」とのタイトルで注目。自転車競技のジロ・デ・イタリアの難所モルティローロ峠に例え、「すぐさまモルティローロだ。リーグ戦の最初の行程はCBトミヤスにとって恐ろしく厳しいかもしれない。イブラヒモビッチとの対決は、日本人選手にとって開始直後に急な上り坂に遭遇するようなものだ」と表現した。

 しかし、ミハイロビッチは「トミと日々、心理面についても練習に取り組んだ結果、日本人選手が右SBで起用した時と同じように、CBとしても強い選手になると確信している」とコメント。「どこまでミハから自信を受け取ったのかは少しずつ明らかになるだろう」との見解を示した。

 開幕戦ではベテランDFダニーロのサポートを受けることになるであろう冨安だが、記事は「無敵のフィジカルを持つスウェーデン出身のフオリクラッセ(規格外の選手)イブラをマークすることはまさに偉業であり、月曜日は恐ろしいテストが待っている」と締めくくっている。


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