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手倉森監督「松本がしぶとく戦った」長崎は3位に後退…阪野2発で松本がドローに持ち込む

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[9.19 J2第20節 松本2-2長崎 サンアル]

 J2第20節が19日に行われ、松本山雅FCはホームでV・ファーレン長崎と対戦し、2-2で引き分けた。長崎が2点を先行したが、途中出場のFW阪野豊史が2ゴールを挙げ、松本が引き分けに持ち込んだ。長崎は徳島にかわされ、2位から3位に後退した。

 いきなり試合は動いた。前半4分、MF氣田亮真の縦パスはDF大野佑哉にカットされたが、氣田が奪い返して中央を突破する。氣田からラストパスを受けたFW畑潤基は飛び出してきたGKを見て右足で浮かせ、先制のネットを揺らした。主導権を握った長崎だが、FW玉田圭司が負傷してピッチに倒れ込み、担架でピッチの外へ。前半38分にMFルアンとの交代を余儀なくされた。

 ハーフタイム明けに長崎は畑を下げてFFW富樫敬真を投入し、次の一点も長崎が奪った。後半19分、ルアンが中央に切れ込み、左45度から右足を一閃。鋭い弾丸ミドルにGK村山智彦は反応できず、シュートは右ポストに当たってゴールネットを揺らした。

 しかし、ここから松本が反撃に出る。後半30分、MF中美慶哉の縦パスで抜け出したFW阪野豊史がワンタッチで前を向くと、体勢を崩しながらも右足で流し込んだ。さらに3分後、MF鈴木雄斗が右サイドからクロスを蹴り入れると、阪野がヘッドで合わせ、試合を振り出しに戻した。終了間際にはFWジャエルが退場したものの、敗戦ムードを覆して松本が2-2の引き分けに持ち込んだ。

 手倉森誠監督は「2点を取って、3点目で締めればこのゲームは決まっていた。一進一退で、松本がしぶとく戦った」と振り返った。玉田の負傷交代によりゲームプランに影響が「ありました」と認めた指揮官は「最近シュートが少すぎる、ミドルを狙っていけという話をして、ああやって見事なゴールを決めてくれた」と前を向いた。

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