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「ゴール裏で息子が見てるんだ」、イブラが自らユニフォームをあげた素敵な理由

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FWズラタン・イブラヒモビッチは自らユニフォームを手渡した

 ミランは17日のUEFAヨーロッパリーグ予選2回戦でシャムロック・ローバーズ(アイルランド)に2-0で勝利。先制点を決めたFWズラタン・イブラヒモビッチは試合後、FWアーロン・グリーンにユニフォームを与えた。18日、アイルランド版『ミラー』が伝えている。

 今季初戦となったミランは前半23分に先制。MFハカン・チャルハノールのパスを受けたイブラヒモビッチは、PA内に入り込みながら右足を振り抜き、チームの今季ファーストゴールを挙げた。後半22分には、チャルハノールがPA手前から追加点を決め、ミランが2-0で勝利を収めた。

 イブラヒモビッチは試合中、相手選手のグリーンがゴールの裏を見つめていることに気がついた。「何を見ているんだ?」と問うと、「息子がゴール裏にいるんだ」と教えられる。グリーンの息子はチームの下部組織に所属しており、この試合はボールパーソンを務めていた。

 38歳の元スウェーデン代表FWはすかさず「おれのシャツをあげよう。息子を喜ばせてあげてくれ」と伝えた。

 チームの“背番号9”グリーンにもプライドはある。しかし、イブラヒモビッチの思わぬ発言に驚きつつ、喜びを隠せなかったという。

「世界クラスのプレーヤーと対戦しているときに、シャツが欲しいなんて言えやしない。でも、彼のほうから言ってくれたとき私はノーとは言えず、笑うことしかできなかった」

「家に帰った後も笑みがこぼれてしまったよ。やっぱり彼は伝説だ」

「私の息子は翌朝、学校で一番幸せな男になっていたよ」

グリーンの息子がいる方向に顔を向けるイブラヒモビッチ

グリーンが息子にイブラヒモビッチのユニフォームを手渡す


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