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岡崎の奮闘及ばず…ウエスカはカディスとの昇格組対決で完封負け

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先発フル出場したFW岡崎慎司

[9.20 ラ・リーガ第2節 ウエスカ0-2カディス]

 ラ・リーガ第2節が20日に開催された。FW岡崎慎司の所属するウエスカはホームで同じ昇格組のカディスと対戦。0-2で敗れ、今季初白星はお預けとなった。岡崎は開幕戦のビジャレアル戦(△1-1)に続いて先発出場。3トップの中央を担い、2試合連続で90分間プレーしている。

 両チームは昨季のリーガ2部で熾烈な優勝争いを演じた。最終的にウエスカが1位、カディスが2位で自動昇格。舞台をリーガ1部に移しての今季初対決は、カディスが自陣でコンパクトな守備ブロックを敷き、ウエスカがボールを握る展開となる。

 4-3-3のウエスカはビルドアップ時に両サイドバックが高い位置を取り、センターバックとアンカーを中心に組み立てるが、思うように深い位置まで運べない。途中で相手の守備に引っかかり、後方からのロングボールが増えると、その形からカウンターを浴びて先制を許した。

 前半11分、自陣から一発で裏を狙ったロングパスがはね返され、カディスの素早い切り替えからMFアレックス・フェルナンデスに左サイドバックの背後を突かれる。A・フェルナンデスが送った低めの高速クロスをGKアンドレス・フェルナンデスがキャッチできず、こぼれ球をFWアルバロ・ネグレドに右足で蹴り込まれた。

 攻撃のリズムがつかめない中、岡崎は最前線から降りて中間ポジションでパスを呼び込むが、相手も日本人FWへの監視を怠らない。前半29分にはDFカラが激しいスライディングで岡崎をつぶし、イエローカードを受けた。

 1点ビハインドで折り返したウエスカは、後半から積極的に交代カードを切って打開を試みる。しかし、ゴールを奪えずにいると、後半38分に再びカディスのカウンターからサイドのスペースを使われ、FWホルヘ・ポンボに追加点を献上。0-2で終了のホイッスルを聞き、今季初黒星で開幕2戦未勝利(1分1敗)となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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