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「今までの型にはまった自分じゃなく…」FC東京MF三田、覚悟込めた今季初ゴール

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決勝ゴールを挙げたMF三田啓貴

[9.20 J1第17節 FC東京1-0仙台 味スタ]

 覚悟を込めた今季初ゴールだった。「期待に応えられていないと自分でも思っていたし、悔しい思いもあった。このまま自分の良さを出せずに終われない。今までの型にはまった自分じゃなく、自然体でやろうと決めていた」。FC東京MF三田啓貴が決勝点を挙げ、3試合ぶり勝利の立役者になった。

 前半13分、自陣のFKから、相手の隙を突くクイックリスタート。FW田川亨介とのワンツーで加速した三田は中央を突破すると、ペナルティーアーク内から左足を振り抜き、先制のネットを揺らした。「あのシーンはボールが止まっていたので、リスタートでプレーしてみたら良い抜け方ができた。そのまま決めるだけでした」。復帰後、味の素スタジアムでは初ゴールとなった。

 試合前日、長谷川健太監督からの言葉に発奮した。「今日はすごく自分自身の中で気合が入っていました。健太さんと話して、もっと攻撃に絡んでほしいと言われた」。この日は運動量豊富に強度の高い守備を続けながら、攻撃面でも持ち味を発揮。チームの役割を遂行しつつ、積極的にボールに絡んでリズムをつくり、攻撃のアクセントになった。

「ボールに絡んで、中央にも前にも後ろにも動いてボールをはたいて、前に出て行くのが自分の特徴。東京に来てからなかなか出せていなかったので、思い切って今までのプレーを忘れてやってみようと思った」。“リスタート”の意気込みが、今季初ゴールという形になって表れた。

 長谷川監督は「今日は三田が気持ちを出してプレーをしてくれた。三田のポテンシャルからすればまだまだ出し切れていない部分があった。三田には少し話をして、強い決意を持って試合に臨んでくれたんじゃないか。それが今日の決勝点につながったんだと思う」と、満点回答の活躍に賛辞を惜しまなかった。

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