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リバプール新加入MFチアゴ、初戦でプレミア初の大記録!! クロップ「完璧なスタート」

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 リバプールは20日、プレミアリーグ第2節でチェルシーに2-0で勝利し、開幕2連勝を果たした。ユルゲン・クロップ監督が試合後、イギリス『BBC』のインタビューに応じ、新加入初戦で大記録を樹立したMFチアゴ・アルカンタラについて言及している。

 開幕節のリーズ戦を4-3の僅差で制したリバプールはこの日、敵地でチェルシーと対戦。前半はカウンターのチャンスをうかがってくる相手に得点を奪えなかったものの、アディショナルタイム1分にチェルシーのDFアンドレアス・クリステンセンが一発退場となったのを生かし、一方的に支配した後半にFWサディオ・マネが2ゴールを決めて勝利した。

 試合を振り返ったクロップ監督は「ここでの試合はいつも難しいものになる。前半は両チームともプレーしようとし、チャンスをつくり、そして守り、何かを起こそうとしていたので好きな前半だった」と回顧。その上で「終盤に大きなゲームチェンジャーが起こり、これがわれわれにとって良いことだった」と述べ、相手の一発退場が前向きに働いたことをほのめかした。

 また指揮官はこの日、新加入のチアゴを後半開始時から投入。起用の理由を「11対10の試合となったことで彼を早く使うことにした。彼のようなプレーヤーはリズムを司れるからね」と明かした。2-0で迎えた後半20分には相手にPKを与えるファウルも犯したが、MFジョルジーニョのキックをGKアリソン・ベッカーが止めたため、クロップ監督は「彼(チアゴ)にとって完璧なスタートになったし、選手たちは彼のことを大いに助けた」と上々の評価を下している。

 なおイギリス『トークスポート』などによると、チアゴは後半だけで75本のパスを成功させており、これはチェルシーのいずれの選手よりも多かった。また45分間でパス成功数75本というのも、プレミアリーグで記録が取られ始めた2003-04シーズン以来最多。19日に加入が発表されたばかりのスペイン代表MFだが、データを見ても鮮烈な新天地デビュー戦となった。

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