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清水ユースが好守と3発でU-16日本代表に快勝。磐田U-18との「絶対に負けちゃいけない」決勝へ

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前半10分、FW小塩拳生のゴールを喜ぶ清水エスパルスユースの選手たち

[9.21 SBSカップドリームユース1回戦 清水ユース 3-1 U-16日本代表 草薙球]

 清水エスパルスユースはプレミアリーグ発足時からのオリジナルメンバーで、日本クラブユース選手権(U-18)大会とJユースカップをそれぞれ2回制した伝統を持つ強豪。この日はトップ昇格を決めているU-19日本代表候補MF成岡輝瑠やU-18日本代表の2年生FW千葉寛汰が不在だったが、堂々の内容で年下のU-16日本代表に快勝した。

 前半から運動量多く相手のビルドアップを封鎖。岩下潤監督も「普段から積極的に前線から寄せて奪いどころを作るというところで、今日も横パスに対して連続で追いかけてコースを限定したり、そういう良いところを出せたんじゃないかと思います」と頷く守備でU-16日本代表のリズムを狂わせた。

 そして、奪ったボールを簡単にはロストせず、MF鈴木奎吾の展開など長短のパス、サイド攻撃からチャンス。前半10分にFW小塩拳生のゴールで先制すると、18分にも好守からの素早い攻撃で相手オウンゴールを誘う。さらに後半8分はMF青島健大のスルーパスからFW東廉がニアサイドをぶち抜いて3点目。後半は運動量が落ち、押し返されたものの、1失点で切り抜けて決勝進出を決めた。

 岩下監督は終盤辛抱強く踏ん張ったDF陣を称える一方、「ゲームの流れとか感じて、声出していきながら修正していくこともこれからの課題になると思います」と今後のスーパープリンスリーグ東海やクラブユース選手権へ向けた課題について指摘した。

 決勝(22日)は磐田U-18とのライバル対決だ。岩下監督は「どのカテゴリーも関係なく非常に良いライバル関係でやれているので、明日もまたぜひピッチでお互い意地を出して良いゲームができたらなと思います」と期待し、青島は「ジュニアユースの時からずっとジュビロとやってきて、絶対にジュビロには負けるなと言われてきていますし、友達の選手もいっぱいいるので、そういう面でも絶対に負けちゃいけないなと思います」と必勝を誓った。

(取材・文 吉田太郎)

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