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清水ユースFW小塩拳生がライバル対決で2ゴール。2戦3発で“得点王”に

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前半7分、清水エスパルスユースFW小塩拳生がループシュートで先制ゴール

[9.22 SBSカップドリームユース決勝 清水ユース 4-3 磐田U-18 草薙陸]

 清水エスパルスユースの岩下潤監督が「ジュニアユース時代から、ジュビロ・エスパルスは良いライバル関係ですし、そこでどれだけ意地を見せられるかが大事」という磐田U-18とのユース版“静岡ダービー”。前半、清水ユースに流れを傾けたのがFW小塩拳生(3年)の2発だった。

 清水ジュニアユース出身の小塩はU-15日本代表歴を持つストライカー。前半7分、前線でコンビを組むFW東廉(3年)からの絶妙なスルーパスに反応すると、「いいスルーパスが来てGKも出てきていたので浮かすことを意識して撃ちました」。GKとの接触を怖れずに狙ったループシュートがゴールを破り、先制点となった。

 さらに前半28分にはMF青島健大主将(3年)の左CKを頭で合わせて2点目。DFのマークを外してニアへ潜り込み、チームにゴールをもたらした。試合終了間際にも抜け出しからビッグチャンスを迎えたがシュートを外してハットトリックはならず。それでも、前日のU-16日本代表戦でも先制ゴールを決めている小塩は2試合で計3得点で“得点王”に輝いた。

 小塩は将来の目標について、まず「プロサッカー選手になること」を掲げる。ライバルとの一戦で意地を見せたストライカーは、今後も献身的に走り、ゴールを決めて多くの関係者にアピールする。

前半7分、ゴールを喜ぶ清水エスパルスユースのFW小塩拳生

(取材・文 吉田太郎)

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