beacon

清水ユースに3-4惜敗の磐田U-18。12月のスーパープリンスリーグでのリベンジ誓う

このエントリーをはてなブックマークに追加

2ゴールを演出したジュビロ磐田U-18MF野中陸はリベンジを誓った

[9.22 SBSカップドリームユース決勝 清水ユース 4-3 磐田U-18 草薙陸]

 ジュビロ磐田U-18が清水ユースへのリベンジを誓った。この日、磐田U-18は先制された直後にMF野中陸(3年)の右クロスからFW馬場惇也(3年)が技ありゴールを決めて同点。前半を2点ビハインドで折り返したが、宿敵・清水ユースとの戦いで諦めない姿勢を見せた。

「3年生の公式戦が少ない中、この決勝戦ということで、結構みんな気合入っていて、『絶対に負けられない』ということを話して試合に入っていました」と野中陸。自分たちらしくブレずにボールを後方から繋ぎ、視野の広いU-17日本代表MF藤原健介(2年)の長短のパスやMF山村琉偉(3年)の突破を交えて反撃した。そして、交代出場のMF野中悠翔(3年)のゴールで1点差とし、再び突き放された後にも野中陸のアシストから中学3年生MF後藤啓介が決めて3-4とした。

 だが、もう1点を奪うことはできず、惜敗。野中陸は「スーパープリンス(リーグ東海)とかでも高めて今日に臨んだんですけれども、エスパルスの方がプレスも速かったし、ハードワークをしていて、自分たちは落ち着けなくてビビっちゃっていたところがあったと思います」と悔しがった。

 今年は新型コロナウイルスの影響でプレミアリーグが中止に。磐田U-18は9月に開幕した2020年限定のスーパープリンスリーグ東海に臨んでいる。野中陸は「プレミアがなくなって、言い方悪いんですけれどもプリンスとプレミアには差がある。それでも、公式戦少ない中で力を発揮していこうと話し合ってきました」という。例年のように、高校年代最高峰のリーグ戦であるプレミアリーグでライバルたちと切磋琢磨することはできないが、今後もスーパープリンスリーグの貴重な1試合1試合に集中して成長を目指していく。

 選手たちは、そのスーパープリンスリーグで清水ユースにリベンジすることを誓っている。野中陸は「きょうの敗因を活かして、エスパとプリンスで当たるので、そこは絶対に負けないと試合後も話していました。(12月5日の清水ユース戦まで)トレーニング期間は短い中でも自分たちでレベルアップできるように頑張りたいと思います」。次はより自分たちの良さを発揮し、必ず勝つ。

(取材・文 吉田太郎)

TOP