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“最悪の夏”を振り返るバルサのS・ロベルト「僕らはもう二度とサッカーをしたくないと…」

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昨季の惨敗を振り返ったDFセルジ・ロベルト

 バルセロナのDFセルジ・ロベルトが昨季UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のバイエルン戦後、「もうサッカーをしたくなかった」というほど打ちのめされていたことを明かした。スペイン『アス』が伝えている。

 バルセロナは昨季の欧州CL準々決勝でバイエルンを相手に2-8の惨敗を喫した。12年ぶりの無冠に終わったクラブは、敗退から3日後にキケ・セティエン前監督を解任。新指揮官としてロナルド・クーマン氏を招へいし、新シーズンに向けて再出発を図る中、FWリオネル・メッシの退団騒動や複数の主力選手の放出など、慌ただしい夏を過ごした。

 S・ロベルトはスペインのラジオ局『RAC1』のインタビューで「あの試合は忘れがたいものになるだろう。僕たちは最悪の夏を過ごした。あの試合が終わった時、僕らはもう二度とサッカーをしたくなくなったんだ」と振り返っている。

 バイエルン戦の敗北は選手たちに大きなショックを与えたが、チームはクーマン新監督の下、プレシーズンを経て自信を取り戻しつつあるようだ。

「僕たちはとてもよく努力している。戦術面でも、選手との会話でも、彼(クーマン)は良い準備してくれていると僕は見ている。ハッキリと物事を教えてくれるので、それがチームのためにもなるんだ。僕は彼と全ての選手を完璧に信頼しているよ」

 また、今季の残留を表明したメッシについても言及。「レオが僕らと一緒に続けないというのは本当ではないだろうと、どのバルサファンとも同じように考えていた。メッシのいないバルサは想像できないし、彼が残ることを祈っていた。僕がトップチームにいる時から、いつも同じような思いと向上心を持っている彼を見てきた。今もそれが変わることはないだろう」。エースへの信頼を強調している。

 バルセロナは昨季の欧州CL出場を考慮され、ラ・リーガ第1節と第2節は延期。今季初戦は27日の第3節となっており、ホームにMF久保建英の所属するビジャレアルを迎える。

 近年、本職の中盤より右サイドバックでプレーすることの多いS・ロベルトは「今季の自分の役割は右サイドバックになると思う」とポジションを予想しつつ、「でも、ダブルボランチでプレーするのがとても好きだ」と本音を語った。

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