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バーガーキングの賢すぎるマーケティング戦略が話題に…英4部クラブとスポンサー契約を結んだワケ

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 人気ハンバーガーチェーン店『バーガーキング』が行った、マーケティング戦略が巧みであると話題になっている。

 バーガーキングは2018年、リーグ2(イングランド4部)のスティーブニッジFCとスポンサー契約を締結。イングランドのプロリーグとしては最下層であるが、バーガーキングはロゴをユニフォームの胸に掲出した。その決断が実を結ぶこととなる。

 サッカーゲーム『FIFA 20』は、英4部までクラブチームを収録しているため、スティーブニッジFCもゲームに登場。バーガーキングのロゴがゲーム内でも見られるように。さらに、バーガーキングは「スティーブニッジ・チャレンジ」とし、『FIFA 20』でのゴール動画をSNSで拡散すると、ハンバーガーなどの特典がつくというキャンペーンを開始した。すると、キャリアモードで最も使用されるチームとなっている。

 結果、バーガーキングはゲーム映像の中でロゴが再三映ることで、大きな広告効果を得ることに。世界からクラブに注目が集まったことで、クラブの公式ショップではユニフォームが売り切れとなる騒ぎにまで発展している。

 バーガーキングの広報担当者は「このクラブのことは聞いたことがありませんよね?私達もありませんでした」と話しつつ、このように続ける。

「彼らはイングランド4部の最下位にも関わらず、高額な選手たちと同じゲームに出ていることに気づきました。それがスポンサーになることを決めたきっかけです。世界中のゲーマーがスティーブニッジを使い、このニュースがゲームコミュニティに嵐を巻き起こしました」
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