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足踏み続く新潟、DF荻原がOG誘発も直後に失点…甲府は4試合連続ドロー

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[9.26 J2第22節 新潟1-1甲府 デンカS]

 J2リーグは26日、第22節を各地で行い、アルビレックス新潟ヴァンフォーレ甲府が1-1で引き分けた。新潟は2連敗からの連続ドローで足踏み続く4試合勝ちなし。甲府は4試合連続での引き分けとなった。

 互いに前節から中2日での一戦。ホームの新潟は愛媛戦(△0-0)から5人を変更し、DF田上大地、MF大本祐槻、MF中島元彦、MF高木善朗、FW鄭大世を起用した。対する甲府は磐田戦(△1-1)から8人を一気に変更し、GK岡西宏祐、DF中塩大貴、FW太田修介のみ続けて起用。明治大在学中の特別指定選手DF須貝英大が初先発でJデビューを果たした。

 前半戦を9位で終えた新潟と、6位の甲府との対決。J1昇格に向けては後半戦で大きく成績を上げたい中、立ち上がりから両者ともにスタイルを押し出す戦いが見られた。新潟が自陣からしっかりと組み立て、サイドを有効に使った攻撃を試みるのに対し、甲府は激しいプレッシングで応対。左ウイングバックのDF荒木翔の攻撃参加でカウンターのチャンスもつくった。

 試合が大きく動いたのは後半に入ってから。まずは2分、甲府はFWドゥドゥが新潟DFマウロのクリアミスにつけこみ、最終ライン裏を突破すると、折り返しに反応したMF中山陸がシュートを狙う。ところがこれはゴールライン際で田上にクリアされ、甲府の先制のビッグチャンスは新潟の好守に阻まれた。

 すると後半18分、スコアが動いた。新潟は高木のワンタッチパスに抜け出したDF荻原拓也が左サイドを攻め上がり、低く鋭いクロスを供給すると、ニアサイドでクリアを試みたMF新井涼平のオウンゴールを誘発。浦和から期限付き移籍中のレフティが値千金の先制点をもたらした。

 それでも甲府は後半20分、荒木が中島の横パスをインターセプトしてショートカウンターをしかけると、左サイドを攻め上がってグラウンダーで折り返し、10番のドゥドゥがワンタッチで押し込み同点に追いついた。甲府はさらに22分、ドゥドゥのパスを受けた中山のダイレクトシュートが田上の手に当たったように思われたが、PKを告げる笛は鳴らされなかった。

 後半38分にも甲府にビッグチャンス。荒木の左コーナーキックからMF武田将平のヘディングシュートが新潟ゴールを襲ったが、ここはGK小島亨介が横っ飛びで阻んだ。試合はそのままタイムアップ。後半戦最初の一戦は両者痛み分けとなった。

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