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王者レアルが今季初白星! S・ラモスPK弾で10人ベティスとのシーソーゲームに終止符

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決勝点のPKを決めたDFセルヒオ・ラモス

[9.26 ラ・リーガ第3節 ベティス2-3R・マドリー]

 ラ・リーガは26日、第3節を行い、レアル・マドリーベティスを3-2で破った。前半のうちに先制点を奪いながらもすぐさま逆転され、一時は窮地に陥ったが、VARによる2度の判定修正にも後押しされて再逆転に成功。開幕2戦目(開幕節は延期)で今季初勝利を挙げた。

 開幕節でソシエダに0-0で引き分け、5シーズンぶりに勝ち点を落とすスタートとなったR・マドリー。今節は先発3人を入れ替え、MFルカ・モドリッチ、MFビニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ・ゴエスに代わってMFフェデリコ・バルベルデ、MFカゼミーロ、MFルカ・ヨビッチが起用された。前節終了後に新型コロナウイルスの偽陽性騒動にあったMFマーティン・エーデゴーアも引き続き先発した。

 序盤こそR・マドリーが優勢を保ったが、先にビッグチャンスを迎えたのはベティス。前半7分、左サイドを攻め上がったMFセルヒオ・カナレスのクロスにFWアントニオ・サナブリアが反応し、うまく叩きつけるヘディングシュートを放った。ところがこれをGKティボー・クルトワがスーパーセーブ。片手で下からすくい上げるような形でゴール上に弾き出した。

 そして前半14分、R・マドリーがスコアを動かした。右サイドでタメをつくったFWカリム・ベンゼマが強引なターンでDFアレクサンドレ・モレノをかわしてクロスボールを送ると、ニアサイドでバルベルデが反応。落ち着いたワンタッチシュートでゴールに流し込んだ。

 それでもその後はベティスが優勢。前半20分、細かいパスワークによる中央突破から放たれたMFナビル・フェキルのシュートはわずかに枠を外れたが、35分にMFホアキン・サンチェスのショートコーナーからカナレスが角度のあるクロスボールを送り、ファーサイドでDFアイサ・マンディが反応。強烈なヘディングシュートを突き刺した。

 さらにベティスは前半37分、MFトニ・クロースの縦パスをホアキンがインターセプトし、カナレスとの連係で中央を打開。左サイドへの展開を受けたフェキルが中央に短く折り返すと、最後は後方から攻撃参加したMFウィリアム・カルバリョがニアポスト脇に鋭いシュートを突き刺し、瞬く間に逆転に成功した。

 苦しい展開となったR・マドリーはハーフタイムにエーデゴーアに代えてMFイスコを投入。すると2分、ベンゼマのポストプレーからバルベルデが右サイドに展開し、DFダニエル・カルバハルがグラウンダーでのクロスボールを送り込むと、最後はベンゼマと競り合ったDFエメルソンの足に当たったボールがゴールマウスに吸い込まれ、同点に追いついた。

 R・マドリーはさらに後半7分、左サイドに開いたDFセルヒオ・ラモスのクロスに抜け出したベンゼマがシュートを狙うもクロスバーに直撃。そして18分、ベンゼマのパスに反応したヨビッチがエメルソンのバックチャージを受け、PA際で転倒した。当初はヨビッチがオフサイドとされたが、ビデオ・アシスタント・レフェリーの介入によりオンサイドだったと認定。エメルソンは一発退場処分が下された。

 後半24分、このFKはS・ラモスがキッカーを務めたが、右上を狙ったシュートはわずかに枠外。ところが34分、カルバハルの浮き球パスに反応した途中出場MFボルハ・マヨラルがシュートを打とうとしたところでベティスDFマルク・バルトラのハンドがあり、VARが介入した結果、R・マドリーにPKが与えられた。キッカーはS・ラモス。GKの動きを見ながらパネンカで決め、再逆転を果たした。試合はそのままタイムアップ。昨季王者が辛くも今季初勝利を手にした。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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