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「金のためじゃないと言う選手はウソつき」ロッテルダムMFが中東移籍に持論

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MFモハメド・ライヒは中東移籍に持論

 スパルタ・ロッテルダムMFモハメド・ライヒは、サウジアラビア移籍に関する自身の考えをあらわにした。

 PSVの下部組織出身で、2018年からロッテルダムでプレーするライヒ。オランダの年代別代表にも選出された経験のある同選手は、今夏の移籍市場でサウジアラビアのアル・バーティンに加入する可能性があったが、提示されたオファーはクラブにより拒否され、今シーズンもエールディビジでプレーを続けている。

 26歳のライヒは『FOXスポーツ』で「彼らはスパルタにオファーを提示した。具体的なものだった。彼らは僕をチームに加えることを望んでいた。僕個人としては、この移籍を受け入れていた。でも、すべてはクラブ次第だった」と今夏にサウジアラビア行きの可能性があったことを認め、中東移籍への持論を展開した。

「スパルタは僕がこの移籍についてどのように考えていたかを理解していたし、監督も同様に理解していた。僕は正直に話したい。僕は石油産業を見るためや、その後にチャンピオンズリーグへのステップアップを叶えるためにサウジアラビアに行こうとしたわけではない。選手みんなにとって、サウジアラビアにはただ金銭的な魅力があるだけ。すべての選手はこのために移籍している」

「仮にこの(金の)ためにサウジアラビアに行っていないなんて言う選手がいれば、それはウソつきだ」

 ロッテルダムのテクニカルディレクターを務めるヘンク・ファン・ステー氏は、オランダ『Voetbal International』に対して「至ってロジカルだ。彼はここで受け取る何倍もの額を稼ぐことができる」とサウジアラビア移籍を受け入れたと明かしたライヒの考えを理解しつつ、オファーを拒否した理由を明かした。

「モーの考えには理解できる。しかし、移籍には三者間でのウィン・ウィンな関係が求められる。二者だけがハッピーなんて状況ではダメだ。それに、リーズナブルな金額で彼の代役を連れてくることはとても難しかった」

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