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途中出場で大仕事! MF清武弘嗣が貫禄の逆転1G1A「悔しい負けが続いていたので…」

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1ゴール1アシストで3連敗の危機から救ったセレッソ大阪MF清武弘嗣

[9.27 J1第19節 仙台2-3C大阪]

 セレッソ大阪MF清武弘嗣が途中出場から1ゴール1アシストを決め、3連敗の危機に瀕していたチームを救った。次節は首位を独走する川崎フロンターレとの直接対決。前節までの2連敗で勝ち点差は離されているが、この白星で勢いに乗ってホームに迎え撃つ。

 前半にFWブルーノ・メンデスのゴールで先制したものの、後半に2失点を喫して逆転されたこの日のC大阪。6連勝がストップした鹿島戦、前節のFC東京戦と連敗し、嫌な流れが想起される中、沈滞ムードを打ち破ったのが後半23分に投入された清武だった。

 まずは後半37分、右コーナーキックからDFマテイ・ヨニッチの同点ゴールをアシストした。「あそこら辺に蹴っておけば、(瀬古)歩夢もいるし、ヨニッチもいるし、何かが起こるんじゃないかと思って蹴った」(清武)。インスイングのボールは高い打点でジャンプしたヨニッチの頭にピタリ。完璧なキックだった。

 さらに後半アディショナルタイム1分、高精度の右足が今度はシュートで輝いた。DF瀬古歩夢を起点とした流れるようなビルドアップから左サイド裏に抜け出すと、角度のないところでカットインして右足一閃。高さを抑えながらも鋭く飛んだボールが名手GKヤクブ・スウォビィクも届かないファーポスト脇に突き刺さった。

「時間もなかったし、一回タツ(MF坂元達裕)からのボールでミスをしていたので、切り返した時に丁寧に打とうと思った」。このゴールでチームは3-2で勝ち越し。「悔しい負けが続いていたので、仕切り直すつもりでチーム全員で戦った」という中、逆転でシーソーゲームを制し、勝ち点3をもぎ取った。

 ロティーナ監督は試合後のオンライン取材で「キヨの働きには満足している。私が来る前は怪我の多いシーズンを送っていたが、去年はあまり怪我をせず、今季はほとんどの試合に出てアシストやゴールを決めている。重要な働きをしている」と指摘。過密日程のため負荷管理が避けられない中、短い時間で貫禄を示した背番号10を称えた。

 1週間後の10月3日に控える次節は川崎Fとの対戦。すでに勝ち点差8(川崎Fが1試合未消化時点)をつけられており、負ければ優勝の可能性が限りなく低くなる一戦だ。アウェーで喫した惨敗(●2-5)のリベンジに向け、清武は「少し勝ち点差は離れているけど、自分たちの力を試す良い機会。しっかりと良い準備をして頑張りたい」と意気込んだ。

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