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7連勝中の鹿島に粘り強く完封勝利…大分片野坂監督「選手を誇りに思う」

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大分トリニータが2-0で勝利した

[9.27 J1第19節 鹿島0-2大分 カシマ]

 7連勝中だった鹿島アントラーズの進撃を止めたのは、昇格2年目の大分トリニータだった。昨季の開幕節に続き、2年連続で敵地カシマでの一戦を制した大分の片野坂知宏監督は「セカンドボール、中盤の攻防、体を張る部分、集中を切らさずに90分戦ってくれた。選手を誇りに思う」と熱く語った。

 序盤は一方的に主導権を握られ、自陣アタッキングサードで試合を進められた。時折ボールを奪っても中盤ですぐさま奪い返され、飲水タイムまでの20分間強はほとんど敵陣に侵入できず。DF鈴木義宜を中心とする守備陣がなんとか水際で防いではいたものの、失点するのは時間の問題かと思われた。

 ところが飲水タイム明けの前半28分、MF田中達也が右サイドをえぐってクロスを送り込み、ようやく最初の好機を導くと、37分にも田中が惜しいシュート。カウンターの威力を見せつけることで鹿島のプレッシングもいくぶん弱くなり、スコアレスのままハーフタイムに持ち込んだ。

 すると後半は展開が一変した。後半スタートから起用されたFW高澤優也が徐々にボールを受けられるようになり、相手を押し込む場面も出てくると、まずは12分に田中のシュートのこぼれ球を拾ったMF小塚和季が先制弾。さらに鹿島が攻撃的な交代策を取った直後の35分、カウンターから高澤のゴールも決まり、終わってみれば2-0での勝利となった。

「鹿島さんは立ち上がりからアグレッシブに鹿島さんらしい戦いをしてきたし、(大分は)攻撃の構築に難しさがあった。ただ切り替え、ゴール前の球際、体を張る部分で止まらずにやってくれた」。前半の戦いぶりをそう振り返った片野坂監督は「粘り強さが後半の得点につながり、90分を通してクリーンシートになった」と勝因を語った。

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