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ザック氏が語る“リーダー”吉田麻也「代表にはパーソナリティが強い選手がいたが…」イタリアでのプレーも分析

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DF吉田麻也アルベルト・ザッケローニ

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が27日、サンプドリア情報サイト『Sampdorianews net』のインタビューに応じてサンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也について見解を示した。

 2010年夏から4年間にわたって日本代表を指揮し、ブラジル・ワールドカップ(W杯)へと導いたザック氏。そのイタリア人指揮官が、自身の母国でプレーする教え子の吉田について語った。

 吉田は1月、7年半にわたって所属したサウサンプトンを退団。セリエAに新天地を求めてサンプドリアに加入している。ザック氏はクラウディオ・ラニエリ指揮下で新シーズンを迎えたばかりの日本代表DFを分析した。

「マヤ(吉田麻也)はプロフェッショナルであり、非常に賢い青年だ。すぐにチームで愛されることができるし、ロッカールーム内を1つにまとめて団結できるように率先して努力できる。それから、ピッチにおいては正しいポジションを保つことが上手く、いつ動くべきか、タイミングをつかむことにも長けている」

「空中戦も非常に強いが、サンプドリアではまだ彼の攻撃力が生かせていない。私が代表を指揮していた頃は前線に上がれば脅威となっていた。優勝した2011年アジアカップでも、決定的なゴールを決めて重要な役割を担った。日本人選手らしく組織力で勝利することを好み、個人主義ではない」

 また、ザック氏は吉田と出会ったばかりの頃を振り返り、当時からリーダーとしての素質があったことを明かした。

「彼は当時、非常に若かった。私はオランダまでプレーを見に行ったが、すぐに代表に呼ぶことを決めた。その代表のロッカールームにおいては、経験豊かでパーソナリティが強い選手が何人もいたが、すぐにチームメートから認められてリーダー的存在になった」

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